女性に嬉しい焼肉屋
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小綺麗で美味しい焼肉、知っておくと便利な1軒です。 |
大阪で焼肉といえば、煙もくもくで「勝負服」は着て行けない、という店が多いですよね。もちろん、そういうエキゾチックな気分で食べる焼肉も大好きなのですが、あまりにも綺麗でない店や、お手洗いが衛生的でないお店は避けたいもの。今回ご紹介するのは、そんな女性の要望を叶えてくれる焼肉屋。そのお店は大阪ミナミ、心斎橋にある「
牛匠 ひがし」です。
2006年の5月にオープンしたこちらの焼肉屋。デザイナーが手がけた、ムーディーな大人の空間には、カウンター、テーブル席、半個室と、あらゆるお客様に楽しんでいただけるような席を作っています。
良い焼肉屋の条件とは…?
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煮込み・刺しと、2種の肉に野菜の付き出し。 |
今回いただいたのは、匠のおすすめコース(6,300円)。まずは、匠の付出し3種盛り(牛刺しなど)をいただきます。さて、このコースをいただきながら、少し考えて見ましょう。良い焼肉屋の条件とは何でしょうか
― 焼肉はその名の通り、「肉を焼く」もの。このような付き出し等は別として、メインである焼肉自体には、いわゆる「料理の腕」というものはありません。
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生野菜でさっぱり。シーザーサラダ |
続いては本日のサラダ。この日はシーザーサラダです。生野菜もちゃんと取れるのが、女性にとっては嬉しいですね。やはり、焼肉となると、どうしてもカロリーが気になります。しっかり野菜を取って、バランス良い食事を
― 「料理人が必要なければ、肉屋で買って、家で食べればいいじゃない」。こんな風にも考えてしまいます。しかし、料理人がいないからこそ、そして専門店であるからこそ、良い素材の仕入れに命を賭けているのです。
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3種の塩でいただく牛タン |
次に出てくるのが、匠の薄切タン。ローズソルト・関門の塩・アドリア海の海水塩など、それぞれ味わいの違う3種の塩でいただく楽しみがあり、食べ手を楽しませることを忘れていません。それぞれをつけて口に運ぶと、塩ってこんなに違うんだ! と思うこと間違いなしです
― 先ほど述べた、仕入れルート。その確保こそが、焼肉屋の生命線と言えます。良いお肉を、いかに適正価格で提供できるか。これが良い焼肉屋の絶対にして最大条件です。
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香ばしい焼きシャブは白ごはんが欲しくなる? |
さて、和牛焼きシャブ。焼きシャブ用のため、薄切り肉は、ほどよいサシの入り具合。多すぎず、少なすぎずの肉質は、コース中盤に重さを持たせないための工夫でしょう
― もちろん、仕入れルートだけではありません。もうひとつの条件が、しっかりとした素材、つまり肉の良さを見極めること。こちらの「
牛匠 ひがし」では、大分県のニード牧場から直送されるニード牛を使用。抗生物質やホルモン剤を一切与えず長期肥育により肉の旨みを向上させたオーガニック天然牛です。
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コースで味わえる希少部位のお肉をご紹介。