シネマのショコラ、言葉のショコラ
「ああ、ぼくは毎晩寝る前に祈るんです。
かみさま、どうかクランチ・チョコバーとミルクチョコレートと
ハーシー・チョコを私からお遠ざけください」
(レイ・ブラッドベリ 『板チョコ一枚おみやげです!』)
ショコラをめぐる豊かな文化をまるごとお伝えしたいから、映画や小説の中に登場するスイート&ビターなショコラたちを集めました。
ショコラ映画の定番といえば、新旧の『チャーリーとチョコレート工場』&『夢のチョコレート工場』、そしてラッセル・ハルストレム監督の『ショコラ』ですが、ジョニー・デップはチョコレート工場にも『ショコラ』にも出演しているのですよね。ある意味、「ショコラ役者」と呼べるでしょう!
神々のスイーツ ~カカオ豆からショコラへ
本書ではまた、豊かなショコラ文化を生みだす起源となったカカオ豆を発見するところから、時代をおってショコラの歴史をご紹介しています。
オルメカ、マヤ、アステカ文明の時代において、カカオは高貴な神々への捧げもの。また、皇帝が愛飲する不老長寿の妙薬でもあったのです。
秋の夜長には、香り高いコーヒーとショコラ。
この本がショコラの時間をより深めるお手伝いができれば
このうえない喜びです。