シネマの本棚
Sacra Cafe.を訪れたら見逃せないのが、オーナーの蔵書が並ぶシネマの本棚。短館上映系、ヨーロッパのアート系シネマ関連の本が並ぶ小さな本棚は、映画好きにはこたえられないラインアップです。ビクトル・エリセにとりわけ惹かれるというおふたりが映画について綴るブログ「Sacra Cafe. cinema~サクラカフェのシネマ館」も、読み始めたら止まらない面白さ。
その本棚の片隅に、子ども時代に愛読した美しい物語『マツの木の王子』を発見しました。かつて学研の児童文学シリーズとして発売されていた一冊で、絶版になったものと思っていましたが、現在ではフェリシモ出版から出ているのですね。思いがけず感動的な再会を果たすことができました。
ところで、サクラカフェの由来はオーナーの名字の「桜井」と、庭園の桜の樹をかけたものかと思いきや、秘蹟、聖なるものを意味するラテン語のsacramentum(サクラメント)から来ているのですって。