専門家のセレクション
デイヴィッド・ローラソン氏 |
彼は1991年にカナダを代表するワイン雑誌『ワインアクセス(Wineaccess)』を創刊。現在、同誌の編集に携わるほか地元紙『トロント・ライフ(Toronto Life)』にワインコラムを書くなど、ライター、評論家、教育者としてワインに携わっている。
ローラソン氏は、オンタリオで「ワインフェスティバルは1・3・6・9月に開催され、雑誌や消費者主催のワインコンクールが年3回。ナイアガラ・カレッジやブロック・ユニバーシティーなどの大学では、ワイン関連の研究も盛んです」という。
続けて指摘するのは、ワイン生産地に観光目的地が多いことだ。「ナイアガラ、トロント、オタワといった都市そしてワイナリーの周辺には、レストランやホテル、料理学校、グルメショップなどワインに関連した見どころが多い」ので、ワイナリー訪問を主目的としたワイントゥーリズムでもオンタリオ州は恵まれた環境にある。
現在はナイアガラ半島の湖岸にあるナイアガラ・オン・ザ・レイク地区が圧倒的な人気だが、トロントとオタワの中間にあるプリンス・エドワード郡は両都市から近い。ローラソン氏はこのプリンス・エドワード郡が、さらに上質なピノ・ノワールを生産するポテンシャルがあると見ており、地元に住んで振興を図っている。
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