アイスワインもいろいろ
2005/6年ドイツワイン女王 |
さて、アイスワイン。ブドウの主成分といったら水。水が凍ったところを搾っても、出るのはほんの少しのとろりとした濃縮果汁である。大半がハーフボトルあるいはスリムなボトルに入ったアイスワインはなかなか高価なものである。
しかしもともとのブドウの評価に格差があるから、例えばリースリングで造ったアイスワインは最上等で、フクセルレーベなどはわりと安価。また品種とは別にとれた畑の評価があるので、有名な畑のものは高価で無名なら安い。そのほか、作り手やヴィンテージの評価が組み合わされているから、1本数千円からいろいろと選べるものだ。
スパイスに葉巻、塩風味まで!
『旨味』と題されたチョコ |
聞いただけではホントに旨いのかと思ってしまう。だが食べてみると香り付けだけではなくて、どれも非常に精妙な香りと味の組み立てだ。原料の種類や組み合わせで数多くの試作を重ねるのだと言う。いつも「ワインって…という先入観を捨てて!」と言っている自分だが、ことチョコレートの風味に関してはずいぶんと平凡なイメージしかなかったことを思い知る。大した独創性だ。
冒頭の写真のトリュフなど、口の中でひんやりとした液体が溢れ出し、かぐわしいことと言ったらない。そこへ冷えたアイスワインを合わせると…これは合うだろう、これは。この水準のチョコレートに最高級のアイスワインとは、ドイツワイン基金もよく考えたものである。
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