チョコとワインは合うのか?
毎年バレンタインデーの時期になると話題になるのは「チョコレートに合うワイン」。チョコは甘くて濃厚だから、ふつうの辛口ワインと合わせると、たいていはワインの味を酸っぱく薄っぺらく感じてしまう。一緒に口にしてつり合うワインは、チョコレートと共通する要素、たとえば甘味や果実味がたっぷりしたものに限られるのだ。今年、ドイツ政府の機関であるドイツワイン基金が提案しているのはアイスワイン。ドイツ語つづりが「Eiswein」だから正確には「アイスヴァイン」か。これは凍結した状態のブドウを収穫し、水分が氷結しているうちに圧搾することで得られるとろりと濃厚な果汁を発酵させた甘口ワインである。
アイスワインは限りなくピュアで透明感のある果実味が身上。他のカテゴリーと比べてチョコと合わせては味が濁ってしまうのでは?とちょっぴり不思議に思いながら、ドイツ大使公邸で行なわれたお披露目に行った。
そこにはずらりと並んだよく冷えたアイスワインと、ドイツ大統領のベルビュー宮御用達という『カフェ・シェル』のいろいろな趣向を凝らしたチョコレートが待っていた!
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