ティーポットには紅茶を十分に浸出させる空間が必要であり、注ぎ口が必要です。こんな変わったティーポットだけど紅茶を入れようと思えばできるところがスゴイ。 |
かつて英国ではお茶は薬局で売られていました。その薬局の棚にはお茶はもっとも効力があるといったことも書かれ、昔の薬局を連想させるようなティーポット。でも、これ自体でも十分重くて紅茶を入れたら重すぎて持ち上げられそうにない?
写真右下がティーカップの中の嵐。後ろに見えるのは警察官のヘルメット。 |
実際はささいなことにもかかわらず大騒ぎするということわざで、英国では“ティーカップの中の嵐”と言われています。大変なことに見えることでも実はたわいもない、ということ。ティーカップに浮かぶ船が嵐で傾いている様子がうかがえる、とてもユニークで深い意味も込められた、ティーカップではなく、一人用のティーポット。
変わりティーポットを作っているのはザ・ティーポタリー社。型取りから彩色まで完全手作業により、完成までは2週間以上もかかるといいます。ティーポットは15点もしくはそれ以上の部品から構成。コレクターも多く、英国で個人の最大収集は1600個を超えるそうです。時代が経過して高値で取引されるものも中にはあるようですよ。
「MY CUP OF TEA」では日本で手に入れられる英国紅茶も展示。トワイニング、リプトン、ウィッタード、ダーヴィルズ・オブ・ウィンザー、アシュビズ、ドゥルーリーといった英国ブランドが勢ぞろいして紹介されました。
■協力:リビング・デザインセンターOZONE