フレーバードティーとは?

 
紅茶に果物、花の香り、スパイス類などが加えられたものはフレーバードティーと呼ばれています。フレーバードティーに果皮や花びらが混ぜられたものもありますが、これらのみから紅茶をいれるとどうしても香りが出にくいために、香料が用いられていることもあります。
そもそも紅茶に豊かな香りがあるにもかかわらず、別の香りが着香されるということは、紅茶本来の香りと新たに与えられる香りの相乗効果によって紅茶の風味はさらに広がっていくことと思われます。

紅茶に香り付けされるフレーバーの原料について


フレーバーの原料となる主なものは天然香料と合成香料です。紅茶に着香されることの多いフルーツの香り、花の香りなどは天然の植物から作られます。合成香料というのは、人間が安全に摂取している食品中に存在するものと同一のもの、また、人間が摂取して安全と認められているが食品には発見されていない化合物を言います。

新しいフレーバードティーが生まれるまで。(ルースティー用の着香の場合。)


紅茶に着工されるフレーバーはどの段階で紅茶と混ざり合うのでしょうか?製造の細かい点で各社それぞれのオリジナリティが生かされているわけですが、一般的には紅茶が、摘採→萎凋→揉捻→玉解き・篩い分け→発酵→乾燥→篩い分けした後にフレーバーが着けられます。

このフレーバーは、フレーバリストがクライアントの希望する新商品コンセプトに添うように調香して作られます。紅茶によく用いられるものでいえば花、果実、果皮などの天然フレーバー原料から圧搾、溶剤抽出、蒸留などによって天然香料が作られます。この天然香料は合成香料と調合されてフレーバーベースが出来上がります。最近では天然香料のみを使用して着香した紅茶もあるようですが、その場合は価格が高めになります。合成香料が用いられる理由は第一に価格が安いということと、収穫時期や収穫場所によって変動する天然香料の香りの変調を補うためです。そして単一の成分であるために調合しやすいことが挙げられます。

調合された香料はそのままではとても濃度が濃いために、出来上がったフレーバーベースは含水エタノールなどの副原料を混ぜて水溶性香料が作られます。この香料を紅茶に吹き付けてフレーバードティーが完成します。