ドンク青山店AoにOPEN

3月26日、青山通り沿いにオープンした複合商業施設Ao<アオ>の1Fにドンク青山店がオープンしました。1905年に神戸で「藤井パン」として創業、1966年に青山に出店したドンク青山店は2006年に閉店し、今回はドンク120店舗のフラッグシップショップとしての新たな出店となります。

複合商業ビルAoドンクは1Fにある

昭和40年頃の青山には、すでに紀ノ国屋インターナショナルスーパーマーケットがあり、外国人も多かったようですが、フランス人の職人(フィリップ・ビゴさん)らがオーブンからバゲットを出す様子が話題となり、そのおいしさはフランスパンの大ブームを巻き起こしました。連日の大行列。ドンクのフランスパンの袋を抱えて青山通りを歩くのが当時ひとつのファッションとなりました。それから40数年。青山店の速報をお伝えします。

昭和41年頃のドンクフランスパンを買う人で連日長い行列

コンセプトは"AUTHENTIC"

新しいドンクのコンセプトは"AUTHENTIC"(オーセンティック。まっとうな、本物の、という意味)。入り口にカフェ・ブラッスリー、奥に対面の売り場があります。ハード系の食事パンが充実していて、バゲットだけでも6種類。大型のパン・ド・ロデヴを含め、ハード系とはいっても決して重過ぎず、軽く香ばしいクラストにみずみずしいクラムのコントラストを老若男女、誰もが楽しめそうに思えます。

パン・ド・ロデヴ(550円)は2002年のクープ・デュ・モンドで優勝した日本チームにいたドンクの菊谷シェフのレシピ

6種類のバゲット、絶品のロデヴ

バゲットは6種類、ハード系のパンが充実

6種類のバゲットは、最もベーシックな「バゲット」(320円)、同じ小麦を使い、リュスティックのように水分量を多くして練らずに作る「バゲットオルク」(260円)、同じ生地に白ゴマをトッピングした「バゲットセザム」(300円)、ミキサーを使わず手で混ぜる「バゲットアルチザナル」(320円)、青山店限定の「ビオ小麦のバゲット」(320円)、自家製ルヴァン種を使用した亜麻の実、ひまわりの種、ごま入りの「バゲットセレアル」(300円)。

いくつか食べてみて、個人的には「バゲットアルチザナル」の表相の美しさ、味のまろやかさと「バゲットセレアル」のこうばしいのにしっとりみずみずしい感じにかなり惹かれました。

ドンク青山店でバゲット以外になにかひとつ買うとしたら、おすすめはパン・ド・ロデヴです。リュスティックのように成形しないで焼き上げる大型のパンですが、自家製ルヴァン種で発酵させていて、少量のライ麦を含みます。カットしてみればその軽やかさ、みずみずしさに驚くことでしょう。販売の方はスープにおすすめ、と教えてくれました。水分を多く含む生地なので、浸しても崩れにくく、おいしくいただけるのだそうです。

ヴィエノワズリも充実している