パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

Traditional Bread ポラリス【三鷹】(3ページ目)

立川のムッシュイワンの小倉孝樹シェフが新しいベーカリーカフェをオープンしました。パン職人がメッセージを込めて伝統的な製法でつくるパン、おいしいパンが好きなだけ食べられるランチブッフェが人気です。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

ポラリスのおいしさの提案

先にバタールポラリスをご紹介しましたが、普通のバタールも伝統的な手法で焼かれるパン。こうしたパンを食べなれない人はチョリソーというパンをぜひ食べてみてください。

小倉さんがホテル時代から使っている店の上質なチョリソー(ソーセージ)がバタールの生地で包まれています。味付けは何もなしのシンプルさ。焼成によってチョリソーから染み出す旨みが詰まっているパンです。

バタール(250円)、バタールポラリス(290円)バタール生地を使用したチョリソー(230円)
日替わりクリーム入りのメロンパン。この日はカシス(180円)日替わりクリームパン(150円)この日はチョコレート

前のページに書いた日替わりの菓子パンは上の写真。クリームパンはとろけるようなクリームがたっぷり。生地もまるでクリームのような柔らかさでした。

ハード系のパンドペイザンなど大きなパンは、どんな味がするのか、何と合わせたらよいのか知らない、慣れない人には買いにくいものです。それを簡単に楽しく試せるようにアレンジされたのが、パイナップル入りや、ドライトマトとオリーブ入りの細長スタイル。これなら何も用意せずに食べられて、ライ麦15%のこの田舎パンの生地のおいしさを知るきっかけとなるに違いありません。

ライ麦15%のパンドペイザン(600円)ハーフサイズもあるパイナップルココ(210円)はドライパインとココナツ入り
ドライトマトとオリーブ入りファルファンラポモドーリ(200円)
以上のようなことは、今まで何も思わずにパンを食べていた人にとって、職人のパンを知る機会になるかもしれません。 楽しくて豊かなパン食生活への入り口が、ポラリスにはたくさん用意されている。そんなふうに思いました。

■ポラリス
設計施工 有限会社東匠


所在地:東京都三鷹市下連雀4-15-41
TEL:0422-76-1588
営業時間:10:00~19:00
定休日:無休
JR三鷹駅より10分
地図:Yahoo!地図情報

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