beの商品は前のページで紹介したパンのほかに大きく分けて、ル・サレと呼ばれるサンドイッチやキッシュ、タルティーヌやサラダ、ル・シュクレと呼ばれるデザートやヴィエノワズリ、そしてレピスリー(食材)があります。
ル・サレ、ル・シュクレレストランの料理をパンで楽しませてくれるような タルティーヌやサンドイッチをご紹介しましょう。まずはタルティーヌ。 バジルのペーストを塗ったパンにナス、ズッキーニ、カラーピーマンのグリルをのせた「地中海風」。モルネー(ベシャメルソースの一種)を塗ったパンにロックフォールチーズとクルミをのせて焼き、アンディーヴと生ハム、葉野菜をのせた「くるみ/ロックフォール」。 そしてわたしは、ユニークなサンドイッチの串刺し、ブロシェット(リビエラ)のことを書かずにはいられません。これは3つのパンにそれぞれ小さな料理が挟んであります。 オリーヴのパンにはシェーブルチーズとトマトペースト、トマトのパンには鴨フィレ肉とエシャロット、バジルのパンにはトマトとオリーヴペースト、といった具合に。 タルティーヌは一切れ1000円前後 で、このブロシェットは1470円です。 それらは高価ですが、レストランの味を持ち帰るにはそれなりの予算が必要となるようです。 オーソドックスなサンドイッチもおすすめです。わたしはクロックムッシュの美味しさに感動しました。前出のモルネーを塗った食パンにコンテとハムをサンドしてサクっとトーストしたものです。 カフェにはつくりたてのサンドイッチを飲み物といただけるセットメニューもあります。
レピスリー(食料品)レピスリーは伝統的な製法で作られたオリーヴオイルやバルサミコ酢、ペーストやパテなどの食材です。デュカス氏の運営するバスク地方のアットホームなレストラン、イパルラのブーダンノワール、豚のゼリー寄せなどの缶詰や、地中海地方のオリーヴとバジルのペーストなどは、サンドイッチに使われているものもあります。
beの利用法。ここだけのおいしいパンや、忙しい日にもレストランに行ったような気持ちになれるサンドイッチを買いに行く。カフェとして利用する。こだわりの食材を調達する。旅の想い出を再現する……さまざまに使えるお店だと思いました。季節の商品展開も楽しみです。 所在地:新宿区新宿3-14-1伊勢丹新宿店地下1F 食品特選街 2009年8月 閉店 【関連記事】 料理人のサンドウィッチ~ADF+TSUJI、アラン・デュカスサンドウィッチセミナー レストランで作るパン【1】~ADF+TSUJI一日体験記 レストランで作るパン【2】~欧州のパン食文化と料理人アラン・デュカスのパン アラン・デュカスの情熱世界へ(All Aboutフレンチ) |
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