寒いこの季節にパンと一緒に食べたい温かいスープ。今回は最近手軽に手に入るようになってきた
乾物の豆のスープをご紹介します。
ひよこ豆ならなるべく一晩、レンズ豆やスプリトピーと呼ばれる半割の豆は一時間以上、
水につけて置いて戻し、茹でます。これを買ってきた分だけやってしまって、小分けにして
冷凍しておくと、サラダやカレーに使えて便利です。もちろん、味を違えた別の日のスープにも。
「寒い日のスープランチ」のコラムでもご紹介いたしましたが、
豆のスープは豆自体にも味があるので、凝った味付けはなくても魅力的な風味になります。
玉ねぎ、セロリ、ブロッコリ、ベーコン、キャベツを少量ずつみじん切りにして、あればローリエを香りづけに一枚入れて、オリーブ油でさっと炒め、チキンスープを注ぎ、上記のようにして茹でてある豆を加えてことこと煮る。仕上げは塩胡椒で味を調節します。
グリーンの野菜のかわりにニンジン、かぼちゃを入れて同様にする。
色を統一しただけなので好みで素材を調節してください。レンズ豆はオールマイティ。カレー粉を加えてもスパイシーでおいしいと思います。
飲むというより食べるスープなので煮詰めてパンに乗せて食べるのも美味しい。
キャベツを好きなだけ小さめにざく切りして鍋に入れ、玉ねぎみじん切り少々、ローリエ、ひよこ豆好きなだけを加え、コトコト煮る。キャベツがとろけるくらい、豆もすこし煮崩れるくらいがベスト。ここにセロリやトマト、ニンジン、ジャガイモなど加えても良いですが、皆ひよこ豆大の大きさに刻んでから入れます。仕上げは塩と挽きたて黒胡椒をパラッと振り、エキストラバージンオリーブ油少々をたらします。
豆中心のスープで乾燥豆50gをひとり分位と考えています。
たっぷり作ってぜひ翌日も楽しんでくださいね。
このスープにはリュスティックなど、気泡の大きなざっくりとして軽いパンが合います。
スライスして添えたら、あとはチーズでもあれば素敵なディナーになりますね。
関連サイト
●寒い日のスープランチ
●ひよこ豆と中東のお惣菜