新潟は知られざるラーメンの街である。しかしながら「ご当地ラーメン」と呼ばれるラーメンはない。ようやくここ数年、注目されてきて雑誌やテレビでも見かけるようになってきた。特に「燕三条系ラーメン」の注目度が高い。

「燕三条系ラーメン」とは一体どんなラーメンなのか?

特徴はいくつかある。うどんのような極太麺、大きめで柔らかいたっぷり背脂、がっつりと煮干しの効いた醤油味、薬味である玉ネギ。これらはありそうでそんなにあるもんでもない。しかもそれぞれの特徴がまた際だっているのである。



これが燕三条系ラーメンの代表的なビジュアル。下記で紹介する「杭州飯店」の中華そばである。

※データは2007年1月実食当時のものなので変更になっている場合もあるのでご了承ください。


杭州飯店@新潟県燕市 中華そば+餃子

杭州飯店
中華料理店風の「杭州飯店」外観
いまや「燕三条系ラーメン」の代表格といえばここだ。元祖は「福来亭」という店なのだが、その親戚がこちらの店を始め、大きく有名になっていった。今や、代表店といったらほとんどこの店が紹介される。

東京でも40年ほど前に背脂ラーメンが流行ったが、ここでは背脂と煮干のコラボレーションが70年も前から編み出されていたのである。これは驚愕に値する事実だ。京都の背脂ラーメンよりも古いことになる。

大きな特徴は東京のどの店でも真似のできない存在感のあるうどんのような麺。これがうまい。作り方も独特らしい。煮干しの効き方や玉ネギの薬味など東京の人でもはまるような特徴がいくつもあるのだが、なかなか似たようなラーメンが東京にはないのだ。最近ようやく池袋出店を経由して蒲田に「潤」という店が出来た。

杭州飯店
杭州飯店の餃子700円
右上の外観写真は、これでも営業中。やってるのかやってないんだかわからない。有名人気店なのに、オーラが全くない。駐車場は50-60台分を用意してあるとか。ナンバーを見ても土日はいろんな所から食べに来ていることがわかる。いやもう凄すぎ!手作り餃子は大ぶりなのが4個で700円。値段は張るがこれも人気アイテム。

<店データ>
■杭州飯店
所在地:新潟県燕市西燕町49-3
電話番号:0256-64-3770
営業時間:11:00-20:30
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
地図:Yahoo!地図情報

まつや食堂@新潟県燕市 中華そば大油

まつや食堂
まつや食堂の外観
こちらはなんと創業42年だとか。見かけは新しいが改築したのだろう。こちらもラーメン店の雰囲気はない。パッと見、和風定食屋かな?意外と広い厨房でラーメンを中心に作っている。

まつや食堂
まつや食堂の中華そば大油650円
中華そばを大油で頼んでみた。燕三条系の大きな特徴の一つである背脂は、中油・大油という注文が出来るところが多い。背脂の量を増量できるのだ。店によっては別料金の所もあるので要確認。大油だとスープの表面が見えないくらいになる。ベースのスープは当然醤油味で煮干がガツンと利いてこれぞ「燕三条系」という感じ。麺も煮干も背脂もインパクトがあって良かった。特に背脂は、天かすみたいな感じで食感が面白い。個人的にはかな~り好きな味。

<店データ>
■まつや食堂
所在地:新潟県燕市殿島2-7-3
TEL:0256-62-4739
営業時間:11:00-21:00(日祝20時まで)
定休日:月・第3火曜
地図:Yahoo!地図情報

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