東北５県を経由して７杯食べてきたラーメン紀行　“奥の細道”日帰り７杯の旅(2ページ目)

【二杯目】サンＱラーメン＠横手（秋田）　シャンコ500

大曲経由で横手の「サンＱラーメン」へ。万一休みだったら「そうま」というお店へ行こうと予備を取っておいたのですがやっていました。こうなると、この「そうま」にも行きたくなるから人間って不思議なものですねぇ。ここのウリはシャンコ。こう書くと全然イメージが湧きませんね。漢字で書くと香娘麺となります。これでもよくわからないか（笑）。たぶん、手打ちラーメンだと思うのですが・・・。果たしてどうでしょうか？これが結構大きい華やかな模様の丼に入って出てきました。計画では１日７杯の連食をしようとしているのに大丈夫かなぁ？というくらい大きな丼です。油が多く、とても熱いのでスープを先に飲む人は要注意。味が薄い人用にタレが置いてあるのですが、そのせいか、ちょっと味付けが薄いようです。あまりにも薄いのでどどっとタレを入れてみましたがそれでもちょっと足りないくらい。本当にこんな味なんだろうか？とちょっと心配になってきました。

麺は平打ちの縮れ麺でなかなか美味しいです。大半の人がシャンコ（つまりこの手打ち麺のこと）で頼むようです。チャーシューは中央部がピンクで生のようにも見えます。それが熱いスープで色が徐々に変わっていきます。小さいけど３枚も入ってます。固くて噛みごたえのあるチャーシュー。メンマは黒くて、一瞬キクラゲかと思ったほど（笑）。ＴＶでも何度か紹介されたことがあるらしいです。

【DATA】店名：サンＱラーメン　住所:秋田県横手市前郷2-9-30　TEL:0182-33-1988　営業時間:10:30-14:45(火曜-14:00/土・日曜・祭日-19:15)　休日:火曜日　メニュー:チャーシューシャンコ650・チャーシューラーメン600・カイソウラーメン600・野菜ラーメン600・カイソウシャンコ650

【三杯目】三角そばや＠十文字（秋田）　中華そば550

秋田の地ラーメンと言えば「十文字ラーメン」です。あまり便利そうな所にないので、もしかしたら一生行けないかも？と思っていたのですが、こんな形で来れるとは思ってもみませんでした。ここのためだけに来ると時間もかかって、恐らく来る気にはならなかったでしょうね。参考までに東京～十文字をインターネットの経路検索をしてみると4時間半とか5時間と出てきます。ちょっと敬遠したくなる時間ですね。

まず「丸竹食堂」に行ってみたらすごく並んでました。小さな町なのに・・・。でも観光客？らしい他の町から来たような人が多かったです。やはり、人気なのでしょう。さらに店内には食べてない待ちの人も多い。なんか、トラブルでもあったのでしょうか？と気になり、先にこちらの「三角そばや」へ。こちらも表で10人待ち。いずれもすごい人気店です。

表には煮干しの臭いがガンガンに流れてきます。こうまで強い臭いは東京にはないのではないかな？と思われるくらい臭いがすごいです。これもお店の戦略でしょうか？（笑）
メニューは中華そばのみ。普通が550、中が700、Ｗが800。女性が３人でやっていました。麺は独特のちりちり麺。ほとんど油っけなし。煮干しが強烈に効いた蕎麦つゆのようなスープ。でも、結構味わい深い。これもまた一つの文化と言えるでしょう。こういうのに触れるために時間とお金をかけて地方のラーメンを食べに行くわけです。改めて自分自身でそれを確認できたようなお店でした。

続いて先ほどの「丸竹食堂」へ。実は十文字には有名店が３軒あります。いずれも50年以上の老舗。今回食べた以外のもう一軒は「マルタマ」。実はここが定休日だったので迷うことなく今回の２軒に行けたのですが３軒ともやっていたら本当に迷うところでした。

【DATA】店名：名代三角そばや　住所:秋田県平鹿郡十文字町十文字新田本町6-1　TEL:0182-42-1360　営業時間:11:00-19:30 　休日:月曜　メニュー:三角中華そば550　中700　大800