フレンチ/東京のレストラン

【移転】ピエール・ガニェール

【移転】ANAインターコンチネンタルホテル(六本木)内に移転。フレンチは芸術なのか、技術なのか、知性なのか、その問いかけは日本で今日始まったばかりなのだ。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

青山
 
ついにやってきたというべきパリの三ツ星シェフ、ピエール・ガニェール。
フランスで最もアーティスティックでエレガントな料理を創造するシェフとして余りにも有名だ。(私はパリで3度予約を試みたがまったくもって満席満席満席で入り込む余地がないといった感じだった。)

一見、風貌は哲学者風、人によっては魔術師という感じで、いずれにしても近寄り難い雰囲気が漂う。

9月26日の午後(ついさきほどなのだが)ANAホテルで記者会見とレセプションが行われた。メディア関係が約50名位だろうか、私はフランス語通訳の田中先生と一緒に、日本法人の中川社長とガニェール氏のユニークで楽しいプレゼンテーションを聞きに出掛けてきた。

パンフにある、「しっかりと組み立てられ、わかりやすく、かつ奇抜でなくてはならない。そしてもちろんおいしくなくてはならない」という料理に対する基本姿勢こそ、シンプルで的を得たものだ。

青山
 
しかしピエール・ガニェールが創造する、シンプルで奇抜ということを理解するにはしばし時間がかかるかも知れない。

彼はこう語る「私は料理に感情と知性を吹き込みたい」

こんなことを話す料理人を私は見たことがない。

この記者会見の模様は雑誌等々でそのうち出るだろうから、ここでは違った角度から話をしたい。
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