四谷
ちょっとモダンなエントランス

直感的に感じるイイ空気

「またお会いしましょう」という意味の「ア・ビヤント」。05年春に開店した新しいレストランだ。駅で言うと都営新宿線の曙橋だが、四谷三丁目や四谷駅からも歩けない距離ではない。靖国通りから一歩入ったところにモダンな建物が現れ、入るときは「ようこそ!!」と迎えてくれそうなエントランスになっている。そういうレストランはドアを引いたときに「いい空気が流れている」と直感的に感じるものだ。

何の情報もなく先日訪れたア・ビヤントもそうだった。

四谷界隈はミクニ北島亭といった大御所レストランのほかに先般ご紹介した林檎の絆、スクレ・サレをはじめ小振りながらぴりっと個性を発揮するレストランが根付くエリアでもある。もちろん四谷荒木町界隈は古くから寿司、天ぷらなど個性的な和食屋が軒を連ね、良質な客層を惹きつける大人の街と言える。なにしろ真新しい商業施設とはまったく趣が異なる、いい意味でシックな街。

モダン
テーブル回りもさり気ない気遣いが
さて、オーナーシェフの白崎裕一氏は18歳より料理の世界に入り、25歳のときに5年間フランスへ。パリの三ツ星レストラン、アルページュなどで研鑽を積み2005年に念願の独立を果たしたと聞く。野菜の鮮度や火入れ技術などアラン・パッサールの影響を受けているからなのだろうか、季節感を感じさせる料理にこだわりを覗かせる。