
当時の給食はご飯がまだなく、角食パンが4枚もついてあとはマーガリンかジャム、そしておかず。しかしそのパンが非常にうまくない。どうしってパンってこんなにうまくないんだろうと子供ながら思っていたことを今も思い出す。だいたいにおいて1枚だけ食べてあと3枚は机の中か鞄の中。そのうち黴てくるのでよく母に怒られたものだ。
今は2004年。一昨年辺りから時代は大きく変わったと言ってもいい。日本のパンは30年と言う長い歳月を経て格段に進化し(やっと)旨くなった。うーん、今思えばあの当時のパンはパンだったのだろうか。。。

Viron、パン好きな方ならきっとご存知のはず。
最初はどんなもんだい?と思っていた私も、小麦粉からして明らかに「違うと実感できる」パンの完成度に、今はもうすっかり虜になったひとりである。その詳細は私がここで語る必要はなく、パンガイドの清水さんが驚きと愛情をもって詳細に語っている。改めてぜひご覧いただきたい。
そのVironがしばらくして2Fにブラッスリーをオープンした。

メニューは黒板に書かれた定番ものの中から選ぶのだが、それ以外にToday’s Special(おすすめ)があり、そちらの方に目が移る。料理の値段がメインの肉となると4000円前後なので、いやに高いなと思ったら、一皿で相当のボリュームがあるとのこと、嬉しいじゃなないか、こういうの。ということで、シーザーサラダとイベリコ豚のグリエ(炭火焼)、ノルウェイ産の羊鞍下肉を注文。
