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こどもの日に一緒に遊びたいゲーム 後編(2ページ目)

子供用将棋でありながら、大人が遊んでもつい熱くなってしまう『どうぶつしょうぎ』 その考案者である女流棋士・北尾まどかさんに、どうぶつしょうぎの魅力を自ら語っていただいた!

執筆者:双六屋 カゲゾウ

Q:どうぶつしょうぎを考案したきっかけは何ですか?

北尾さん:
ここ数年こどもたちに将棋を教える機会が増えたのですが、将棋の駒は漢字なので小さい子には区別がつきにくい。動きを覚えるどころか名前を教えるのも大変です。

それにルールを覚えたあとも盤が広すぎてどうプレイしていいのかわからなくなっちゃう子が多いんですよね。囲碁は9路盤というのがあるので、将棋もちっちゃく簡単にできないかなーというのが原点でした。

Q:もっとも工夫された点は何ですか?

北尾さん:
だれでもすぐ覚えられる簡単なルールにすること。極限まで盤は小さく、駒は少なく。

Q:考案にあたって苦労された点は何ですか?

北尾さん:
「将棋」の特徴を残したまま、気軽にできそうなゲームにすることですね。

ライオン(王)を捕まえる、取った駒を仲間にしてまた使う、ひよこ(歩)がニワトリ(金)にパワーアップする(成る) というのは将棋のルールを生かしています。でもなるべく覚えることは少なくていいようにしたかった。

ルールは簡単でも、大人が真剣に考えてプレイできるものを作りたかったので、いろんな盤の形(升目の数)や、使用駒の組み合わせなど、かなり試行錯誤しました。

普通の将棋にはない「トライルール」を採用したので、勝つ方法が2パターン(相手のライオンを捕まえるか、相手陣まで自分のライオンを進める)になりましたが、これでゲームに積極性がでて、なおかつ奥が深くなりました。

次はどうぶつしょうぎの戦術に迫ります⇒
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