策略その3 相手の趣味嗜好にあったテーマのゲームを用意する
ジョージ・A・ロメロ作品やバイオハザードなどで人気のゾンビ。もちろんボードゲームにも登場している。 |
彼氏が車好きならレースゲームを、ホラーが好きならゾンビゲームを、また宝石好きの彼女だったらこんなゲームや、料理が上手なあの娘ならタマゴを使うゲームなど、相手の嗜好にシンクロするモチーフのゲームを選んでみてはどうでしょうか?
ちなみに双六屋はあるスポーツのボードゲームを、その競技者にすすめたことがあるのですが、「自分で体を動かしたほうがおもしろい」と一蹴されました。ええ、毎回かならずうまくいくとは限りません。
策略その4 プレイ空間に凝ってみる
「カフェ・ミケランジェロ」の店内。オーセンティックな雰囲気の中、バックギャモンを楽しむことができる。 |
自宅を飛び出し、ちょっと凝った場所でゲームをプレイしてみるのもまた一興。都内では、ボードゲームを置いてあるおしゃれな空間も増えました。双六屋のオススメは、渋谷BEEや、麻布にあるギャラリーカフェバー縁縁、そしてバックギャモンができる代官山のカフェ・ミケランジェロなどです。
上で紹介したお店は、ゲームを抜きにしてもデートコースに使えるようなスポットです。彼女がゲームに乗り気でないようだったらお茶や食事だけ楽しんで、次回のチャンスを待ちましょう。
策略その5 紹介するゲームはせいぜい1個か2個
日常的ボードゲームプレイヤーであれば、未知のゲームに対する好奇心は強く、遊んだことがないゲームを次々にこなすことにあまり抵抗がないかもしれません。しかし繰り返しになりますがゲーム初心者にとっては、ゲームのルールを理解するだけでも大変な負担です。よっておもしろいからといって、あれもこれもと次々にゲームを変えるのは得策とはいえません。相手がルールの咀嚼だけで手一杯で楽しむところまでいかないからです。
準備するゲームは、十分検討して1つか、2つのタイトルに絞ります。また一度遊び始めたら、そのゲームに慣れてもらうように集中的に何度も同じゲーム遊ぶほうがよいでしょう。ただし、相手がゲームに興味をもち、どうしても他のゲームを遊んでみたいというような、うれしい裏切りに備えて、3つ目のゲームを最終手段として準備しておけば十分でしょう。
彼女をボードゲームに引きずり込む10の策略は後編に続きます。