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2005年の復習と、2006年の予習をしてみたワケですが、やっぱり気になることがイロイロあります。そこで! 昨年のインタビューにもご登場いただいた任天堂・企画部の萩島光明さんに、気になるアレコレをぶつけてみましたッ!
【1】 ニンテンドーDSの国内累計販売台数が、史上最速で500万台を突破しました。年末商戦の絶好調ぶりにはビックリしてしまいましたが……?
任天堂・萩島光明さん(以下、萩島): ありがとうございます。年末だけを見ましてもクリスマスの前の週は約40万台、クリスマスの週には約60万台ものニンテンドーDSをお買い上げいただきました。これは2004年12月にニンテンドーDSが発売された週の販売台数よりも多い数なんです。
発売から1年もたって、ハードの週間売り上げがここまで加速度的に伸びるようなことは近年なかったことで、それだけ年末年始のニンテンドーDSに勢いがあったことがお分かりいただけるんじゃないでしょうか。これも、ひとえにニンテンドーDSを楽しんでくださるお客様や、関係者の皆様のご支援の賜物と深く感謝しています。
ただ、年末・年始にかけ、予想をはるかに上回る反響を頂いた結果、ほとんどのお店で品切れを起こすことになってしまいました。多くのお客様に大変ご迷惑をお掛け致しました。申し訳ございません。商品は毎週出荷しており、今後供給量も増えますので、もうしばらくの間お待ちください!
【2】 昨年秋から、「ニンテンドー Wi-Fi コネクション」の新サービスが始まりました。これまでの手ごたえや、今後のさらなる展開についてお聞かせください。
萩島: 年末までに全世界でサービスを開始することが出来ました。この「カンタン」「あんしん」「無料」の3つのキーワードで展開した新しいサービスは、サービス開始直後であるにもかかわらず年末までに全世界で55万人を超える皆さんに既にご体験いただき、その後も利用者は増え続けています。これからも対応ソフトが登場していきますので、未体験の方はぜひ遊んでもらいたいですね。
【3】 オールアバウトの編集部では、男性はニンテンドーDS、女性はゲームボーイミクロを好んで利用している傾向が見られました。任天堂のゲーム機のユーザー層には、どのような特長や変化などが見られますか?
萩島: クラブニンテンドー(任天堂の商品を購入し、インターネットでポイント登録をしてサービスを受けることのできるマイレージ型サービス)におけるソフト登録者の男女比を見ますと、ニンテンドーDSは、これまでの当社プラットフォームの中でも、最も女性に楽しんでいただいているビデオゲーム機であることが判っています。
その中でも、『ニンテンドッグス』を筆頭に、「Touch!Generations」シリーズの女性ユーザー比率の高さがはっきり読み取れるんです。これら「Touch!Generations」の女性層への浸透が、全DSソフトの女性比率をも向上させたんですね。9月の時点では25%を少し切っていた全DSソフトの女性の登録比率は、11月末時点で約30%にまで上昇しています。これは、新たなユーザーにニンテンドーDSが広がっている一つの証と言えると思います。
同様に、ニンテンドーDSハードを登録された会員の皆さんの年齢構成を見ますと、既存会員とくらべて、新規会員では、25才以上の年齢層の方が明らかに増えています。特に、45才以上の方の割合が5割以上増えていることから、『脳を鍛える大人のDSトレーニング』、『やわらかあたま塾』などの「Touch!Generations」シリーズで初めてニンテンドーDSと接点を持って下さったお客様や、シニア層を含む大人のお客様が増えているということも言えると思います。
年末年始はニンテンドーDSに話題が集中しましたが、ゲームボーイアドバンスも一層盛り上げていきたいと考えています。2月2日にはサードパーティさんのご協力も頂いて、選りすぐりの15タイトルを2800円という低価格で発売することになりましたし、春には『マザー3』も発売します。まだプレイしていないソフトがあれば、ゲームボーイミクロはもちろん、ゲームボーイアドバンスSPやゲームボーイアドバンスで、この機会にぜひ遊んで欲しいですね。
【4】 ゲームキューブ版『ゼルダの伝説』の新作が待ち遠しくて、もう……!
萩島: 2006年の発売に向け、開発スタッフ一同、鋭意製作中です!
次ページでは、さらに気になる任天堂の次世代ゲーム機について伺います!