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中国にしかない、任天堂の新型ゲーム機
「神遊機」 |
2003年末より展開(中国のみ) |
その名も、「神遊機」。ゲーム機本体とコントローラが一体化した設計もさることながら、海賊版対策のため店頭でのダウンロード方式によってゲームソフトを販売するという、特殊な流通方式が注目を集めました。
このコンパクトなボディで、ニンテンドウ64までの任天堂ゲーム機の既存ソフトをダウンロードして遊べるというのだから、ちょっとオドロキですよね。
日本の大手ゲーム機メーカーとしては、いち早く中国市場への本格参入を果たした任天堂。中国を足がかりとした、アジア地域におけるテレビゲーム産業の拡大に期待しましょう。
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斬新すぎるそのコンセプトは、もはや伝説的
「バーチャルボーイ」 |
1995年7月21日発売 |
あまりにも「斬新すぎる」ゆえ、そのハードの特性を活かしたソフトもなかなか登場しないうちに現役を終えることとなったバーチャルボーイですが、その「斬新すぎる」コンセプトはまさにピカイチ。そう、まさに流れ星のごとく!
テーブルトップ型の本体を覗き込むと、そこには赤と黒で表現された完全立体世界が広がっています。デュアルディスプレイシステムにより、高低差や奥行きのある不思議な仮想(バーチャル)世界を体験できるゲーム機なのです。
実物すら見たことがない!という人にも、ぜひ一度は体験してもらいたいゲーム機です。最近のゲーム機の美麗な3D表現には驚かないアナタでも、この体験は必ずや忘れられない思い出となることでしょう。
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昔のゲーム機を、初めてのコントローラで!
「スーパースコープ」 |
1993年6月21日発売 |
だとすれば、たとえ昔のゲーム機だってコントローラさえ変われば新鮮な気分でプレイできるはず! というわけで、さっそく秋葉原じゅうのお店を探し回って、スーパーファミコンの専用コントローラ「スーパースコープ」を初体験してみました。
スーパースコープは、バズーカ砲のように肩でかついで操作します。テレビの上に置いたセンサーがスーパースコープの方向を読み取って、テレビ画面に映っている敵キャラを撃つことができるという仕組みです。(ちなみに、ファミコンの光線銃はテレビ画面の光を感知する方式。)
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久しぶりに我が家のスーパーファミコンを掘り出して、スーパースコープ専用ソフト『ヨッシーのロードハンティング』で遊んでみましたが、初体験の自分には新鮮でこれがまた面白い!
もちろん、ただ単にコントローラが変わったから面白くなるというわけではありません。ゲーム機が新しかろうが古かろうが、ゲームとして本質的に面白いものは、いつの時代に遊んでも面白い!
・・・そんな当たり前のことを、改めて実感させられました。
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<目次> |
◆ゲーム機コントローラは進化する ゲーム機の歴史は、まさにコントローラの進化の歴史だ! |
◆「十字ボタン」の確立 ゲーム&ウォッチ ~ ファミリーコンピュータ ~ スーパーファミコン |
◆「3Dスティック」の革命 ニンテンドウ64 ~ ニンテンドーゲームキューブ |
◆次なる革命へ──コードネーム“Revolusion” ニンテンドーDS ~ “レボリューション” |
【番外編】 斬新すぎるゲーム機たち ~ 神遊機、バーチャルボーイ、スーパースコープ |