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世界で初めての、アナログスティック標準搭載
「ニンテンドウ64」 |
1996年6月23日発売 |
2D(平面)から3D(立体)への、まさに次元を超えた表現の革新。3Dスティックを倒す角度や速さによって自在にキャラクターを操作し、3D世界を縦横無尽に駆け回るという、かつてない一体感。ゲームというメディアに対して、「触れる」という言葉が使われるようになった起源も、きっとこのニンテンドウ64にあるのでしょう。
ところで、ニンテンドウ64では本体に同梱されているコントローラの数がひとつになり、“ふたつ目以降のコントローラは買い足すもの”という消耗品的な位置付けがより鮮明になったのも、この頃からでしょうか。それゆえ、コントローラは文字どおりアクセサリー(周辺機器)として、さまざまなカラーリングのコントローラが発売されていくことになったのでしょうね。
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2世代ごとに大変革を遂げる任天堂のゲーム機
「ニンテンドーゲームキューブ」 |
2001年9月14日発売 |
この点、ゲームキューブは明らかに、ニンテンドウ64の「後継機」と位置付けることが出来ます。そして同様に、スーパーファミコンもファミコンの「後継機」であると言えるでしょう(←名前に“スーパー”が付いているわけですから!)。
ですが、スーパーファミコンと、その次に登場したニンテンドウ64ではどうでしょう。コントローラだけを見ても、「このふたつのゲーム機の間に一体何が起こったんだ!」というくらい、すさまじい変化がニンテンドウ64では起こっています。それはもう、ある意味では「後継機」とは呼べないほどに。
シンプルで、ファミリーでいっしょに遊べるファミリーコンピュータ。ボタンの数が増え、遊びの幅が広がったスーパーファミコン。
3Dスティックで、「触れる」世界を実現したニンテンドウ64。アナログ入力が増え、「触れる」面白さを追求したゲームキューブ。
こうして並べてみると、任天堂の家庭用ゲーム機は2世代ごとに大きな変化を遂げている、なんて考えることもできそうですよね。
……だとすると、ゲームキューブの次は……?
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さて、これまでのゲーム機の歴史における最大の“進化”は、2Dから3Dへの表現の革新によるものでした。ですが、3Dから4D(?)への進化は、ドラえもんにでも頼まないと無理なようです。
では、これからのゲーム機の“進化”は、どうあるべきなのでしょう。この問いに対する任天堂のひとつの答えが、今話題の新携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」だというのです!
◆LEVEL.3/
次なる“革命”へ──
ニンテンドーDS~レボリューション
<目次> |
◆ゲーム機コントローラは進化する ゲーム機の歴史は、まさにコントローラの進化の歴史だ! |
◆「十字ボタン」の確立 ゲーム&ウォッチ ~ ファミリーコンピュータ ~ スーパーファミコン |
◆「3Dスティック」の革命 ニンテンドウ64 ~ ニンテンドーゲームキューブ |
◆次なる革命へ──コードネーム“Revolusion” ニンテンドーDS ~ “レボリューション” |
【番外編】 斬新すぎるゲーム機たち ~ 神遊機、バーチャルボーイ、スーパースコープ |