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新Xbox360のいいところと駄目なところ(2ページ目)

2008年11月20日に行われた、Xbox360の大幅アップデート、NEW XBOX EXPERIENCE。様々な新機能が追加されましたが、実際に使ってみて、いいところ、悪いところをレポートします。

田下 広夢

執筆者:田下 広夢

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嬉しいアバター機能 もう少し似せられれば……

アバター制作の図
洋服なども自由に選べます。今後ダウンロードコンテンツとしてアバターのパーツなども配信されるかもしれませんね
アップデートを行ってXbox360を再起動すると、オープニングムービーに続いてアバターを制作する画面になります。NXEでは、ユーザーが自分の分身となるアバターを作ることができるのです。WiiにおけるMiiというと、分かりやすいかもしれません。

アバターによって同じゲームでも楽しさが増すのは、既にMiiが証明しています。プレイヤーキャラクターだけでなく、ゲーム内の背景にいるギャラリーや、ポスター、銅像など、いたるところに家族や友達のMiiが登場すれば、パーティーゲームなどは大いに盛り上がるものです。オンラインサービスが充実しているXbox360でアバター使えるようになったことは、それだけで素直に嬉しいですね。今後、アバターを活用したゲームが増えることも楽しみです。

しかし、あえて難を言うと、折角のアバターなのですが、これ、自分と同じ顔のアバターをつくろうとしても、なかなか似なかったりします。理由はパーツの位置の変更と、拡大縮小ができない為でしょう。いくら色んなパーツを用意しても、大きさと位置が同じだと、どうしても似たバランスの顔になってしまいます。発売当初から搭載されていて、性能の劣るWiiにできて、後発で高性能機のXbox360に何故出来ない……と、比べてしまうのが人情というもの。今後バージョンアップされることに期待したいですね。

インターフェース グラフィカルな表示と一覧性の対立

新インターフェースの図
3D空間上にサムネイルが表示されていくスタイル。よりグラフィカルではあるのですが、もう少し一覧性が欲しいところ
さあ、最後はインターフェースです。直接ゲームとは関係ないものの、繰り返し使う部分ですから、ここは重要なところです。新しいインターフェースでは、マーケットプレイスや、フレンドといった項目ごとに、大きなサムネイルが表示され、コンテンツが手前から奥に重なるように並べられています。画像がズラリと並ぶ様は、今までよりもずっとリッチな印象。

しかし、使いにくさも感じます。というのは、どこに何があるのかが分かりにくいんですね。奥行きをつけた表示である分、多種多様にわたる機能がどこの項目に格納されているのか、判別しにくいんです。慣れていないと、目的のコンテンツを探す為に色んな項目をいったりきたりすることにも。

コントローラー中央にあるXboxガイドボタンを押すと、従来のインターフェースに近いテキストのみのメニューが出ますが、こちらの方がひと目で項目内に何があるのかが分かり、使い勝手がよかったりします。グラフィカルな見た目は嬉しいのですが、もう1歩、手前から奥へ続くコンテンツを、小さめのサムネイルで縦横に並べて表示できるなどして、一覧性が確保されるとありがたいところです。

新しい試み満載のNXE。まだまだ不満もありますが、それはさらなる進化が期待できるということでもあります。
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