キラーコンテンツがないから分からない

ジェットセットラジオの図
ジェットセットラジオはストリート系ミュージックをバックに、街中を駆け巡りラクガキをしまくるという、イカしたアクションゲームでした。
カメラは、写真撮影の為ではなく、写真撮影もできる入力デバイスと考えるべきではないでしょうか。ゲームの歴史の中でスタンダードなボタン、そして絵や文字の入力もできるタッチパネル、音声で入力ができるマイク。さらに画像入力を可能にする4つ目の入力機器がカメラなわけです。

カメラという入力装置がゲームの可能性を広げるということは間違いありません。既にDSには、カメラが同梱されて自分の顔を撮影し、それを見ながらフェイシングを行う大人のDS顔トレーニングというソフトもあります。二次元バーコードを読み取ったり、あるいは撮った写真をアイコン化して遊ぶゲームもできるかもしれません。

かつてセガがドリームキャスト(以下DC)用に販売したジェットセットラジオという、街中にグラフィティと呼ばれるラクガキをしてまわるアクションゲームがありました。オンラインを通じて画像をDCに転送すれば、ゲーム中に好きな画像をラクガキできたのですが、そんなややこしいことをしたのはDCに画像入力をするインターフェースがなかったからだとも言えます。DSiであれば簡単に撮った写真を使って遊ぶゲームが作れるでしょう。

DSが最初に発売された時、タッチペンなんてゲームに必要? なんて声があがりました。カメラについて賛否両論の意見がでるのはそれと似ているような気がします。DSのタッチペンが必要なものだとして認識されたのは、nintendogsや脳を鍛える大人のDSトレーニングなど、タッチペンを活用したキラータイトルが出たからこそでしょう。WiiのWiiリモコンだって、Wiiスポーツがあるからこそ、その存在感を示せていると言えます。

残念ながら、今回発表されたコンテンツには、まだまだカメラという入力機器の必要性を確固たるものとするキラーソフトは見当たりませんでした。ですから、本当にカメラが必要なの? という声もあがります。カメラというデバイスと、DSというゲームハードを組み合わせて生まれる全く新しいコンテンツの創造、それが今後の課題となりそうです。

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