大きな皿にしか大きな料理は乗らない
『ニッポンのあそこで』は名作である。 |
言うまでもなくゲーム機の普及率というのは大事だ。
コンテンツホルダーはビジネスになるゲーム機にコンテンツを供給するし、優れたコンテンツにユーザーは集まる。
そういった点で初期のPSPはユーザーもメーカーもPSPをどう扱っていいか持て余していたように思う。
グラフィック性能と容量が必要とされないゲームであればDSが広く普及していたし、それらが必要とされるゲームでは据え置き機との住み分けが難しい。
そんな中、携帯性と内容が合致した好例が『モンスターハンターポータブル』というわけである。
さて、決算説明会でも、2007年度は1,300万台を超えた出荷台数が明らかになったPSPだが、これでようやくユーザー、メーカーからの注目を得られた形になる。
サードパーティーに支えられてきたプレイステーションファミリーに、再び注力するメーカーも増えるだろう。
良くも悪くもサードパーティー次第と言えるプレイステーション陣営にとって、「コンテンツが売れる土壌」と言うのは必要最低条件なのである。
と同時にPSPのツールとしての魅力もさらにアピールされるべきだ。
(GPSナビとしての使い勝手は先月記事にしたので是非参考にされたい)
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また、『パタポン』『勇者のくせになまいきだ』『ニッポンのあそこで』などと言う個性的で独創性のあるタイトルがソニー・コンピュータエンタテインメント自身から発売されていることも特筆すべきだろう。
一通りプレイしたが、どれ一つをとってもクセがあり、ユニークで、非常に面白い。
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こうした傾向を好ましく思うのは、ひとえに「プレイステーションハードの成功体験」を呼び起こすからだ。