東京のド真ん中でUFOに乗って釣りをしたら、魚が東京タワーを吐き出した。

…というわけで今回紹介するタイトルは『ニッポンのあそこで』である。

どうにも脱力してしまいそうなタイトル名だが、筆者はこのゲーム、『モンスターハンターポータブル』以上に注目されるべき名作だと思っている。

まずはこのゲームの舞台を説明しよう。

日本を観光地に! ただし宇宙の。

タイトル画面に溢れる脱力テイスト。いい意味で抜けている。

ある日あなたの元に現れたネズミ型宇宙人。
彼(?)の名はナビッチュ。自分の事を「チュ」と呼ぶかわいらしいキャラクターだ。ナビッチュはウチュウの旅行会社「コズミック・チューリスト」の社員で、日本を観光地として調査するためにやってきた。

調査は調査ギョと呼ばれる魚型の調査ロボットが行っているが、今回調査ギョが暴走、日本の著名なランドマークを飲み込んでしまう。
そこでナビッチュにパートナーとして選ばれたあなたは、UFOを使って調査ギョを釣り上げ、ランドマークを取り戻しながら日本の調査を手助けすることになる。

特筆すべきなのはプレイフィールド。

舞台はまるまる日本地図なので、もちろんあなたの近所でも調査ギョは泳いでいる。

プレイの流れと言うヤツ

ここまでは割と簡単。この後のルーレットバトルは、調査ギョが大物であればあっただけ苦労する。

ゲームはまずコズミック・チューリストの上司であるカチョウから指令を受けることから始まる。
指令の内容はさまざまで、「日本のシンボルとなる建築物」に始まり、日本全国の著名な水族館、観覧車から、「四季を感じるもの」などの曖昧なものまで非常に多岐にわたる。

ナビッチュとカチョウのコミカルなやり取りの後調査に出かけるわけだが、対象の調査ギョのいる場所までは一瞬でワープできてしまう。ミッションによって釣る調査ギョの数もまちまちで、日本を縦断して大量に釣るミッションもあれば数匹釣るだけでよいミッションもある。

目的地には重要でない稚ギョもウヨウヨしている(とはいえそれぞれなんらかのシンボルは吐き出すので重要でないと言うのは失礼かもしれない)が、レーダーで赤く映るのがそのミッションの対象となる調査ギョである。

釣りたいギョの前にUFOを降ろし、ギョが食いつくのを待つ。
UFOが沈んだところでタイミングよく□ボタンを押すとフィッシュオン!となり、ルーレットによる目押しバトルが始まる。
うまくギョの進行方向の逆をアナログパッドで押し続けるとルーレットの回転が遅くなるので、調整しながら青の目を狙う。するとダメージを与えられる。画面右上に表示されるギョの体力をすべて奪えば勝利である。

後はギョが飲み込んだシンボルやアイテムを吐き出す。

とまぁ、つまりUFOがウキなのである。

ゲーム全編がこのような脱力テイストで支配され、いい意味で力まずにプレイできる。