だいぶ払拭できてきた不調論
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その際にご協力いただいたゲームショップ経営者、別のゲームショップの店員に、ショップから見たPS3の現状をコッソリ聞いてみた。
経営者「一部媒体で『PS3は終わった、これからはWii』といった内容の記事も見かけますが、お客様の会話や試遊台等での反応を見ていると潜在的な需要は非常に高いと感じます。
多くのお客様が様子見となっている原因の『値段の高さ』『キラータイトル不足』は徐々に解消され、本体の普及も伸びてきてはいます。
しかし、今はそれ以上にWiiが売れており、メディアの報道もWii一色です」
…まだ割と厳しいようだ。
筆者としては、Wiiが獲得したユーザー層とは別のところで、PS3を必要としているユーザーをしっかりとつかんで欲しいと心から思う。
経営者「ですね。Wiiとは本当に客層が違うと思います。
『Wiiが売れる』=『PS3は売れない』という式は成立しないと思います」
まったくの同意見である。
では他店の店員にも聞いてみよう。
PS3の売れ行きはどうだろうか?
店員「まだまだ厳しい状況です」
…あら。
店員「『デビルメイクライ4』で本体も少し動きましたが、まだまだ動きが鈍く、ユーザーも買いにくい状態は相変わらずのようです。
40GBへの一本化も、買いたいと思っていたユーザーを困らせています」
このあと、店員は「この状況を打開するにはやはり『FF13』が必要」ではないかと漏らした。
筆者としても、そういった大作の呼び水となるような佳作がたくさん発売されるようになる地盤が必要だとは思う。
Wiiの開拓したユーザー層も気にはなるが、PSにも従来からファミリー向けのソフト、マニア向けのソフトなどバリエーションがたくさんあったはずだ。
リラックスして遊べるカジュアルゲームからハードなアクション、重厚なRPGなど様々なタイトルで展開してこそのPS3だと思う。
期待すべきは夏以降、さらに充実していくタイトル。
年末には大いに盛り上がるPS3、といきたいものである。