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PS3をパソコンっぽく使ってみた。(2ページ目)

PS3は大変高機能なゲーム機であることはご存知の通り。では、PS3はパソコンの代わりになるのだろうか?

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

SATAHDDの換装

 
底面にある蓋を取ると、すぐにHDDがある。ビスを取るときにはナメないように気をつけること。
PS3のHDDは市販の2.5インチのものであれば交換可能だが、動作保障がされているわけではない。交換作業自体は自己責任となるので注意して欲しい。

PlayStation.com(Japan) | サポート

筆者は富士通製HDDの160GBに換装した。相性問題や騒音などを考慮して、交換実績のあるものが安心だ。価格.comなどで調べると割とPS3の換装例が挙げられているものが多いので参考にしよう。

価格.com - ハードディスク・HDD(2.5インチ)

交換作業自体は簡単だ。PS3裏面のビスを取り外し、HDD固定金具を引っ張り出して新しいものに付け替えるだけ。PC自作の経験があれば楽勝だし、未経験でも丁寧に作業すれば難しい作業ではない。

大切なのは換装前の手順。
既にHDDに保存されているデータなどはPS3のバックアップユーティリティーで手持ちのメディアに保存しておくといいだろう。

ユーザー情報などは本体側に記録されるのでHDD換装でも消去されないが、ダウンロードしたデータやセーブデータはキレイさっぱり消えてしまう。最低限セーブデータくらいはバックアップしておこう。
Playstation@Storeでダウンロード購入したソフトなどは再ダウンロードも可能である。
筆者は観なくなった動画などを消去してから、USB接続のHDDにバックアップを取って交換作業に入った。

フォーマットとパーティーション

 
前面に押し込むようにしてから手前に引き出すと簡単に取れる。交換自体は非常に簡単なので、データのバックアップに気をつけよう。
無事交換したら新しいHDDのフォーマット作業である。増設したHDDの中身をキレイにして、システムをインストールすることによってPS3で使用できるようにするわけだ。

このとき、HDD容量の全体をPS3で利用するか、10GBを他のシステムに割り当てるかを選ぶことができる。「他のシステム」とはこの場合、Linuxのことだ。
今回はLinuxのインストールが最終目的なので10GBを他のシステムに割り当てておこう。ちなみにPS3用に10GB、他のシステムに残りという形でも割り当てることが可能だが、実用的ではない。

これで大容量のHDDが利用可能になった。
これまでやりくりしながら使っていた残り容量も、あまり遠慮せずにガシガシ使えるようになる。
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