NASってなに?
今回使用するのはアイ・オー・データ社のHDL-GX320R。 |
パソコンにUSB接続するタイプの外付けHDDと異なり、中身は最小構成のパソコンとも呼べるようなものになっている。まずはその利点を紹介しよう。
NASとは 【ネットワーク接続ストレージ】 (Network Attached Storage) - 意味・解説 : IT用語辞典
NASは一般的なパソコンと比べて作動電力が低く、多くの製品ではアクセスがない時にHDDの回転を止めて待機電力を減らす工夫がされている。これは常時起動させておくことが前提になっているからである。
なのでネットワーク上のどのパソコンからもすぐ参照でき、ファイルの共有がたやすい。
例えば写真や音楽など、家族で共有したいファイルを全てNASに保存することにより、どのパソコンからも瞬時に再生することができる。
「この間の旅行の写真、どこいったっけ?」
「お兄ちゃんのパソコンに入れたはずだよー」
「見つからないんだけど…」
なんてことも起きない。
単にファイルの共有と言う点から見ても、NAS導入の功績はかなり大きい。
さらに、最近のNASはDLNAに対応したものが増えてきた。
DLNA対応のNASであれば、PS3からも簡単にファイルを再生できる。
今回はアイ・オー・データ様から、DLNA対応のNAS『HDL-GX320R』をお借りすることが出来たので、早速導入してみようと思う。
LAN接続型ハードディスク:「Giga LANDISK」HDL-GX,GXRシリーズ
まずはNASを設置してみよう
接続は電源・LANケーブルを接続するだけ。 |
しかし愛用しているNASはDLNAに対応しておらず、今回はDLNA対応に含めてもろもろのパワーアップを果たした『HDL-GX320R』にご登場願ったというわけである。
接続は非常に簡単。使用しているルータがDHCPに設定してあれば(ほとんどの家庭ではそうだと思うが)接続して電源を入れるだけでIPアドレスを取得して使用可能になる。マイネットワークで「ワークグループのコンピュータを表示する」をクリックすればLANDISKが見える。
見つからない場合もネットワーク上のコンピュータをLANDISKという名前で検索すれば出てくるはずである。
便宜上、LANDISKをネットワークドライブに割り当てることをオススメする。こうすればパソコンからはHDDが増えたように扱えるため、非常に便利である。
後は自分の管理がしやすいように、LANDISKにデータを転送していけばいい。
筆者は音楽、写真、映像をフォルダわけして保存するようにしている。
では今回のメインテーマである「PS3でNASのデータを再生する」に取り掛かることとしよう。