メーカーは「ハイビジョン」を売りたい!
ハイビジョンの需要はこれから伸びるハズ! |
その際にハイビジョンを売り言葉に、あらゆるハイビジョン対応製品を売りたい。
「ほら、お手持ちのアナログテレビ映らなくなっちゃうでしょ。いい機会だからハイビジョンレコーダー買いましょうよ。地デジがそのままの画質で観れますよ。いい機会だからBlu-rayDiscプレイヤー買いましょうよ。超イイ画質で映画が観れますよ。いい機会だからHDのビデオカメラ買いましょうよ。お子さんの運動会だってハイビジョンで撮れますよ…」
確かに後数年でテレビは切り替わる。
正確に言えば放送を受信するチューナーが切り替わる。
自宅で受信している電波がハイビジョンなので、やはりハイビジョンテレビが欲しくなる。
しかし、こう、手ぐすね引いてハイビジョンハイビジョン言われるとなんだかなぁ、と思うのが心情である。
PS3はそんなタイミングで発売された。いらん事にBlu-rayDisc付きだった。
微妙に空気が読めていない感じである。
とにかく今以上の値下げを!
ただし、戦略的には同情できる点が多々ある。世の中が総出でハイビジョンに切り替わるのは本当のことだし、次世代機を謳うからには次世代DVD、というのもわかる。
となれば後お願いしたいことは「Blu-rayDiscの大容量を生かしたタイトル」で、「あぁ、やっぱりBlu-rayDiscって必要だよね☆」と思わせていただきたい。
あとはPS3をとにかく大量に売りさばいて、一刻も早く本体価格を下げて欲しい。
すでに赤字とも言われているPS3だが、これが大赤字になってもいいじゃないか。
Blu-rayDiscをつけよう! というのはメーカー側の思惑も大きいわけだから、とにかく「高いから買えない」と言われないためにも安くするべきだ。
そういえば欧州でのセールスは好調のようだし、20GBモデル生産終了後にはひょっとして…?
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あと、PS3の現状と値下げ、という二つで筆者がどうしても思い出してしまうことがある。本稿の内容とは少々ずれるのだが、「湯川専務」「せがた三四郎」と聞いて目頭が熱くなる読者には次のページをぜひご一読願いたい。