ハードの個性とその危険

 
欧州では売れているPS3。日本と欧米でのブランド力の低下が原因か?
前回、前々回でPS3を取り巻く厳しい状況を分析してみました。

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現状PS3はマルチプラットフォームの危機に面しており、どのハードでも同じタイトルが発売されるという没個性の可能性があります。
また全世界をターゲットにした販売戦略においてXbox360に先を越されており、これからも同様の戦略をとる以上苦戦は免れそうにありません。

そんな中Wiiのみは「カジュアルゲーム化」という日本のゲーム嗜好にあわせた形で驚異的に売り上げを伸ばし、3月期までで600万台を出荷。いまや世界シェアでもXbox360の半分にあたります。
逆にPS3は日本のゲーム市場にそぐわず、また、実のところ欧米のゲーム市場にもマッチしていないということになります。

それはXbox360という優れたハードがすでに大きく普及しており、ユーザーがあえてPS3に手を出す必然性が薄いということが強く起因するように思われます。
PS3にはWii、Xbox360のような強みがないハードになりつつあるのです。

Game*Spark - : Wiiの販売台数が全世界で520万台に到達、Xbox360の約半分 by RIKUSYO

それぞれの「強み」

Xbox360なら洗練されたオンライン対応が強みだと言えるでしょう。今後Xbox360では優れたオンライン環境を土壌として優れたオンラインゲームが発展することが予想されます。また、Windowsとの連携も注目点です。Windows Live MessengerとXbox Liveとの連携が可能になるのもXbox360ならではの利点といえるでしょう。

米Microsoft、Xbox 360にWindows Live Messenger機能を実装。5月第2週に全世界でアップデートを実施

Wiiは次世代ゲーム機戦争においてHDの高精細グラフィックという土俵には乗らず、独自の操作方法というアプローチを実現することによって、高騰する開発費やマルチプラットフォーム展開の危機を回避しました。

そこでPS3ならどうするのか…?