『バーチャファイター』、それは青春の記憶
初回特典には、なんと初代のカクカクしたキャラクターを『バーチャファイター4』のシステムで遊べる特別版が同梱!(ただしPS2用タイトルになります) |
「ポリゴンで人体を表現し、しかも対戦する」というのは当時にしてみれば画期的過ぎるアイディアで、当時対戦格闘ゲームといえば『ストリートファイターII』しか知らなかった全国のゲーマーには最初奇異の目で見られていたように思います。しかし見た目の反面格闘ゲームとしては非常に完成度が高く、先進的ゲーマーはこぞって対戦に明け暮れていました。
しかし約1年後に発売された『バーチャファイター2』はテクスチャマッピングを駆使した美麗なキャラクターで「変なカクカクのキャラ」からの脱却に成功し、初代で既に成熟されていたゲーム性とあいまって爆発的なヒットを記録しました。
3D格闘ゲームの代表作として『バーチャファイター』シリーズ、それもシリーズ2作目を思い出すユーザーは多いのではないでしょうか。
その後シリーズは順調に進化を重ね、2006年の7月に最新作『バーチャファイター5』がアーケードにお目見えしました。
初代では8人だったキャラクターも17人に増え、グラフィックも実写と見まがうばかりの精細さ。それまでのシリーズ作の集大成ともいえる完成度で、設置されたモニターで対戦動画などが放送されるなど、これまでのシリーズになかった新しい要素も追加されています。
PS3版の完成度、そして新要素
霧や水の表現は秀逸! |
アーケード版『バーチャファイター5』の魅力は、カードシステムを導入して対戦成績やコスチュームのカスタマイズなどを記録可能な点。『バーチャファイター4』から導入されたこのカスタマイズシステムはキャラクターを「自分だけのもの」にし、よりプレイヤーとの一体感を感じさせるという点で大きな役割を担っています。
もちろんこのシステムはPS3でも継承され、PS3オリジナル要素である「クエストモード」は選択したキャラクターで各地のゲームセンターを転戦し、戦績である「段位」やアイテムを集めていきます。
戦闘を繰り返しているうちにいろいろなところでトーナメントが開催され、それに参加して良い成績を残すことでアイテムやお金を入手できます。
他にもゲームセンターと同様のプレイができる「アーケードモード」、コマンドの練習ができる「DOJOモード」、試合のリプレイやお手本となる試合が閲覧できる「VF.TV」モードなどが搭載されています。