現行のアナログテレビは2011年で使えなくなります
実際に体験できたXbox360。こちらもハイビジョンクラスの映像となります。 |
*地上デジタルチューナーにより、受信自体は可能になりますがハイビジョンで視聴できるかはテレビによります。
ITmedia +D LifeStyle:アナログテレビに“放送終了告知シール”
2011年を前にしたオリンピック、つまり2008年の北京オリンピックあたりから本格的な地上デジタル対応テレビへの買い替え需要が高まると思われます。
しかしブラウン管テレビの寿命が10年以上であることを考えると、まだまだその頃も現役で活躍できるテレビはあるのではないでしょうか。
そこで、次世代ゲーム機の登場です。
Xbox360、PS3はHD(ハイディフィニション)対応です。つまりハイビジョンテレビを使用しないとゲーム機の表示能力は100%発揮できないのです。
PS2の表示能力はアナログテレビ相当なので、テレビの進化とともにゲーム機も進化することになります。
*一部のプログレッシブ出力に対応したタイトルではDVD相当の画質となります。
ここでわかりやすくテレビで表示できる画像の質を説明してみましょう。
■アナログテレビ相当
どの家庭でもあるすべてのテレビで表示可能な画質です。
■DVD相当
アナログ放送よりちらつきのない画質となります。テレビにD2端子がある場合、この表示が可能となります。
■ハイビジョン相当
ハイビジョン放送が表示できる画質です。PS3、Xbox360のゲーム画面もこの画質です。16:9のワイド画角となり、非常に美しい画質です。テレビにD3・D4端子がある場合表示可能です。
実は本当のハイビジョンは表示し切れていない
ハイビジョンテレビを所有しているからハイビジョン放送、次世代ゲーム機の画像を100%楽しむことが出来るかと言うと、実はそうでもないのです。現行のハイビジョンテレビのほとんどはハイビジョン画質をダウンコンバートして表示しているためで、フルハイビジョン、もしくはフルHD対応テレビでないと100%のハイビジョン画質とは呼べないのです。
ハイビジョンテレビのハイエンドクラスでようやく出てき始めたばかりなので、まだ一部の人しか本当のハイビジョンは視聴していないことになります。
つまり地上デジタル放送、次世代ゲーム機ともに普及機のテレビの能力を越してしまっていることになります。
ITmedia +D LifeStyle:誰も「本物のハイビジョン」を知らない (1/4)
みんなハイビジョンに買い換えようよ
コーエーブースで流されていた、PS3用タイトル。誰もがこの美しい映像を体験できるかと言うと…。 |
ソニーは今年発売したハイビジョンハンディカムが非常に好調でした。ハイビジョンテレビでないとその実力は発揮できないのに、です。
「テレビもゲーム機もハイビジョン対応のものに買い換えましょうよ」と言うソニーのささやき声が聞こえてきそうです。
ゲーム機自体がハイビジョンに対応することによって、ハイビジョンテレビへの買い替え需要を促進し、家電事業もテコ入れしたい…それが本音でしょう。ハイビジョンが普及すればハイビジョンハンディカム、ハイビジョン対応HDDレコーダーなどの普及も一層進むことでしょう。
もともとはゲーム部門としてソニーグループの一部門であったプレイステーションが、もはや家電を含めたソニーグループの核を担っているという事実がそこからは読み取ることが出来ます。