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ヨーロッパ初のフルVGアニメ 『ケイナ』は想像力の宝庫!(2ページ目)

これは想像力の宝庫だ! 映画と同時進行で製作されたゲーム『ケイナ』の魅力を徹底分析してみました。また「映画」「CG・画像加工」「CG美少女」サイトでもコラボレーション記事が読めます。各サイトも要チェック!

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド


映画版『ケイナ』

この映画はイマジネーションの宝庫です。僕は映画を見ている間中そのイマジネーションに驚かされ続けました。

ビデオがプロモーション会社から送られたものだといっても、僕はそれを無理に賞賛する必要はありません。率直な感想を読むことができる、というのがAll Aboutの記事の一番の良さだと思います。

最初の数分間。宇宙で、とある星に宇宙探査船が激突するシーンから物語は始まります。SF的なこのシーンから舞台は巨大な樹の上で生活する人々に焦点が移り、その中の一人ケイナを中心に物語が進みます。

映画の内容は「映画」サイトに譲るとして、特筆すべきはそのオリジナリティーでしょう。色彩感覚、構図。設定。展開。そのどれもがユニークで、類似した作品がありそうでない、不思議な感覚を提供してくれます。


魅力は「異質さ」

主人公のケイナからして魅力的に見えたり、あれあんまり可愛くないぞと思えたり、いやいや意外とセクシーだなぁと感じたりその印象が定まりません。ケイナがCG美少女と呼べるかどうか。それは「CG美少女」サイトに譲りましょう。

登場人物ほぼ全員がそんな感じで、気持ち悪いんだか愛らしいんだか立派なんだか情けないんだか男前なんだか頼りないんだか、といった次第。

しかも意外に物語が手ごわく、油断していると展開に置いていかれる事も。とにかく全編通して感性に直接訴えかけてくるような内容でした。たとえば画面いっぱいに埋め尽くされた枝の間を、ケイナが駆け下りるシーンの躍動感。樹から外を見ると、雲の間を鯨のような生き物が飛んでいたりする風景。

豊かな感性に裏付けられた「異質さ」、それこそが『ケイナ』最大の魅力といえるでしょう。不思議なキャラクターたちが織り成す予測できない物語。感性に任せて創りあげられたようなシーンの数々でありながら、ストーリーはかなり奥が深かったりもします。

このゲームのラストシーンはその集大成とも言えるものです。少々複雑な物語ですが、2度、3度と観るとより楽しめることでしょう。

さて、それではお待ちかね。ゲーム版『ケイナ』はいったいどんなものなのか!
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