『.hack』に見るメディアミックスの進化　ゲームがメディアの中心になる！ [プレイステーション] All About

■『.hack』に見るメディアミックスの進化

「オリジナルDVDアニメを同梱」
「4部作で3ヶ月ごとに発売」
「先に発売されたアニメ版と連動」
「ネットワークゲームを疑似体験」
などなど、斬新な戦略で話題のゲーム『.hack』。全4部作の壮大な物語は、4/10に発売された『.hack//絶対包囲 vol.4』でついに完結します。

今回はこの『.hack』の魅力を徹底調査！　「今からでも楽しめる？」「アニメは見ておくべき？」「ボリュームはどれくらい？」などなど、気になる点をバッチリお教えしましょう！

『.hack//感染拡大 vol.1』の紹介記事はコチラ。

■メディアミックスってやつ

あるタイトルを様々なメディアで展開するメディアミックス。一昔前、ゲームがCD-ROM媒体に移行してアニメデータなどもガンガン入れることが出来るようになった頃、あらゆるメーカーが取り付かれたように発表した戦略です。

結局「アニメにゲームをくっつけただけ」の企画だったり、逆に「ゲームをアニメにしただけのもの」だったり。当時は画期的なタイトルに恵まれぬまま廃れてしまった感があります。

さて、それでは今回紹介する『.hack』はというと。TVアニメは大好評のうちに終了し、DVDが発売されています（『.hack//SIGN』『.hack//黄金の腕輪伝説』）。コミックスも現在発売中（『.hack//黄金の腕輪伝説』）。そんな中、ゲームソフトとしては『.hack//感染拡大 vol.1』『.hack//悪性変異 vol.2』『.hack//侵食汚染 vol.3』『.hack//絶対包囲 vol.4』と約1年かけて次々に発売され、売り上げも絶好調！

『.hack』と、それ以前のメディアミックス作品とはどう違うのでしょうか？　その答えは過去のメディアミックス作品の中にありました。　次ページでは懐かしのタイトルを紹介しながら、過去のメディアミックス戦略を振り返ってみましょう。