7月19日には早速手にして新次元のFFを堪能している方も多いと思います。今回はそんなゲームファン誰もが注目するモンスタータイトル、ファイナルファンタジーシリーズをまだ余り知らない方のために説明してみましょう。

FF1~FF6

先日ワンダースワンでリメイクされて話題を呼んだ初代ファイナルファンタジーは1987年、ファミコンで発売されました。当時にしては美しいグラフィックで、ストーリー性よりもゲームシステムが重視され、所々に斬新なアイディアを盛り込んだ意欲的な作品で当時から熱狂的なファンを獲得していました。
ファミコンではFF3までが制作され、FF4からはスーパーファミコンにバトンタッチ。FF4は壮大でドラマティックなストーリーと派手になった戦闘シーンで新たな地位を築きその人気を不動のものにしました。

同じRPGのビッグタイトル“ドラゴンクエスト”が1~3まで関連したシナリオだったのに対し(主人公は別々)、FFシリーズは一作ごとに完結するシナリオ、さらに一作ごとに違うゲームシステムを採用してきました。

DQが“正統進化するRPG”なのに対し、FFは“突然変異を繰り返すRPG”と言えるかもしれません。最新作を出すごとに前作を踏襲してみたり、まったく新しいことに挑戦したり、現状に満足せずに常に驚かせる存在でした。

ただしシリーズを通しての関連性もわずかながらあったんです。例えば“クリスタル”。FF1からFF5までのストーリーではクリスタルが重要な要素を持っていました。主人公たちは世界に散らばる四つのクリスタルを巡って冒険をする、というのが一貫したストーリーだったのです。

もう一つ、この頃までにあった不思議な関連性として“シリーズ奇数のタイトルはシステム重視、偶数のタイトルはシナリオ重視”という暗黙の了解のようなものもみられました。

実際FF1、3、5ではがらりとシステムを変え、戦闘に重点をおいたゲーム作りをしていたと思われます。
対照的に2、4、6はシナリオ重視のゲームだと言えるでしょう。特に2、4は泣けるシーンが多く名作との呼び声が高いタイトルです。

この中で異端児ともいえるのがレベルの概念を排除した“2”、そしてこれまでのクリスタルという関連性を捨てた“6”でしょう。
FF6は初めて四つのクリスタルというそれまでの重要な要素から脱皮し、“魔法が忘れられて機械文明が発達しつつある世界”という、これまでのファンタジーの逆説的な世界観を提示しました。

それはユーザーに、過去のFFシリーズと決別する意志のようなものを感じさせる革新でした。ファイナルファンタジーはここから新たなステージに突入します。