最新ゲームの展示会から見えるゲームセンターの未来
38,442名が来場した「AOU2008アミューズメント・エキスポ」の告知ポスター |
そんな中、千葉の幕張メッセで開催されたのが業務用ゲーム機や関連機器などの展示会「AOU2008アミューズメント・エキスポ」。同展示会を振り返ってみると、各社の出展傾向として、「アナログテイストの子供向け」と「円熟期を迎えた? やや大人向けカードゲーム」、そんな言葉が思い浮かびました。
ここ数年で幼稚園児から小学校低学年をターゲットにしたと思われるゲームの出展数がグンと増えてきました。おもちゃの延長線上に業務用ゲーム機を位置づけるなら、当然の話ですが、これまではより「お小遣い」のある小学校高学年から高校生ぐらいがメインターゲットでした。
アナログな子供向けゲームが今年のトレンド?
ホープが開発中の「ロボ☆スタジャンケン」 |
これまでの子供向けゲーム機の定番といえば、カードゲーム機が多かったのですが、最近の主流は最新技術などをアナログなテイストで演出するもの。たとえば、ホープが開発中の「ロボ☆スタジャンケン」は、2足ロボットを操作してプレーするじゃんけんゲーム。操作はグー、チョキ、パーのボタンのみのシンプル設計になっています。
このほか、セガでは縁日の金魚すくいをメダルゲームにした「キッズ屋台村」などを出展。同ゲームでは、水槽を模した液晶画面上に表れる金魚をすくうことでメダル獲得となります。このように、親しみやすいアナログ的なゲームを今時風にアレンジするゲームは、子供向けだけでなく、親の世代には郷愁を誘うゲームとして今後さらにリリースされていくでしょう。
また、ビデオゲームでは往年の人気ゲームをリメイクした「ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 アルティメットマッチ」や「ストリートファイターIV」などの格闘ゲームが登場。人気シリーズの最新作をリリースすることでゲームセンターの格闘ゲームに熱中したオールドファンの注目も集めつつ、新ゲームシステムなどで新規ファンも取り込むようです。
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