時間従量課金制採用のエンタメ施設、岐阜にオープン
屋上階には6打席を有するバッティングセンターや、本格的なスポーツを体験できる各種マルチコートを配置する |
この施設はこれまでのゲームセンターのような従来型アミューズメントゾーンと時間従量課金制のエンタテインメントゾーン「All Star Park」を複合させた施設。
その内容も気になるが、最大の注目ポイントは、大手メーカー系直営店舗が時間従量課金制を取り入れたということ。わかりやすく言えば、これまでのゲームセンターは、「1プレーいくら」、といったスタイル。時間従量課金制は、「1時間遊んでいくら」というスタイル。
ゲームからスポーツまで取り揃えるエンタテインメントゾーン
施設内のアミューズメントゾーンは、最新ビデオゲームや子供向けカードゲームを中心に構成。一方、の「All Star Park」は、レトロゲームから体験型のスポーツゲームまで幅広く楽しめるエンタテインメントゾーンとなる。「All Star Park」の1Fは、落ち着いた空間でマンガやインターネットが楽しめて、さらに、マッサージ機などのリラクゼーション機能も付加した「リラックス&コミック&ネットゾーン」。
2Fはダーツやビリヤード、懐かしのレトロゲームにカラオケ、スロットカーなどを用意した「アミューズメント&カラオケ&ホビーゾーン」と、「インドアスポーツゾーン」、「ファミリィエンタテインメントゾーン」を設ける。
「インドアスポーツゾーン」では、以前、ガイド記事「リアルな盤ゲームでナイスな汗」でも紹介したバーチャルスポーツゲーム「セガ・ベースボール」などを設置する。
「ファミリィエンタテインメントゾーン」は、大型遊具や多数の衣装やメイクアップを施して撮影できるスタジオなど、子供向けサービスを提供。屋上階ではバッティングセンターを中心に、フッドサルや3on3など、様々なスポーツを体験できる各種マルチコートが展開される。
会員なら10分105円の料金は安い? 高い?
「All Star Park」2Fでは、スロットルでスピードを調整する懐かしのカーレースゲームも楽しめる |
加えて、会員になれば、小学生以上で1500円、3歳以上小学生未満で1050円の3時間パック、が小学生以上で2200円、3歳以上小学生未満で1450円の5時間パックが利用できる。なお、3歳未満は無料で、保護者の同伴が必要となる。
この料金を安いか高いか判断するのは、プレースタイルなどにもよって違ってくるだろう。また、従来のゲームセンターとも異なるので、一概には比較できない。だが、難易度の高いゲームにコインを積み上げて、1プレーで数分も持たないような人であれば、安く上がるはずだ。
今後、時間従量課金制採用の店舗は増える?
実は、今あるゲームセンターなどのアミューズメント施設で、時間従量課金制を採用している店舗はすでにある。東京などではみかけないが、地方で数店確認している。地方にこのような店ができる理由は色々考えられが、最大要因は、地元でゆったり遊ぶなら、時間従量課金制の方が効率的に遊べる、ということか。是非ともこうした店舗が東京などでも展開してくれれば、と思う。
そこで思わず期待してしまうのが、この「セガ アリーナ 岐阜」がメーカー系直営店舗であるということ。
さらに、テクモグループで全国に店舗展開するテクモウェーブが、東京都江東区で2006年秋に開業する「アーバンドックららぽーと豊洲」内に、時間従量課金制を採用したアミューズメント施設を出店予定。
今後は、従来型の課金を行う店舗と、時間従量課金制を採用した店舗が東京に建ち並び。TPOや懐具合に応じて使い分ける日がくるのかもしれない。
<関連サイト>
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