リハビリ機器には2種類あって、従来のリハビリマシンをヒントに新たにナムコが開発した『リハビリテインメントスケープ』と、ナムコ従来のゲームマシンを福祉仕様に発展させた『リハビリテインメントマシン』がある。ナムコ従来のゲームマシンを発展させたタイプには、ボウリングを疑似体験できる『ファミリーボウル』やランダムに現れては消えるワニをハンマーで叩く『ワニワニパニック』など、どれもゲームセンターでも楽しめる機種で、筋力が低下した高齢者や車椅子に乗る人でも楽しめるよう改良されている。
『ワニワニパニック2』
『ゲートボール倶楽部』
これらのリハビリテインメントマシンは、2000年の4月からすでに全国の各種福祉・医療施設に導入されている。
また、これらのマシンは施設利用がメインになるものだが、ボタンを大きくして見やすくし、操作しやすいゲームコントローラーなど、障害者や高齢者の方が家庭でも楽しみながらリハビリ効果が得られる機器や支援ツールの開発なども行っている。今後開発が進んでいけば、年齢や障害の有無を問わず、誰でも同じゲームを一緒にプレーできる、そんなゲームのバリアフリー環境が実現するのだ。とりあえずゲームを楽しむ若い世代の一人として、老後は何十年も先だけど、年齢を問わず、遊び心があるかぎり、まだまだナムコにはお世話になりそう。実際、そんなジイさんになれたらイイなぁ……。
今回紹介したナムコの福祉機器については、今後さらに詳しく取り上げて行きたいと思ってます。だって人生何があるかわからないよね? リハビリが必要な時がくるかも? そんな時ゲームでリハビリできるってスバラシイと思わない?