●低気圧はどうやって生まれるの?
波を生み出すのが風、そしてその風を呼ぶ低気圧は
どこでどのように生まれるのでしょうか?
日本列島が位置する緯度は温帯と呼ばれ
南の赤道付近からの暖かい湿った空気と
北の北極付近からの冷たい空気がぶつかるところになっています。
温度差のある空気がぶつかると、暖かい方の空気が冷やされて
含まれていた水蒸気が雲に変わります。
空気は暖かい方が軽いので、雲のまわりには上昇気流が出来ます。
こうしてますます雲は発達し 温度差のある空気のぶつかるところに 雲の列が出来上がるようになります。 これを前線といいます。 この辺りの用語は天気予報などで お馴染みですね |
この前線はやがて日本の上空を常に 吹いている強い西風=偏西風によって 次第にねじられていきます。 やがて回転してちょうど台風のように 渦を巻くようになります。 これが低気圧の誕生です。 |
北半球の低気圧では、渦を巻こうと している段階=発達中に、反時計回りに 強く風が吹きます。 |
大陸で生まれたばかりの低気圧は偏西風に乗ってやって来た後
日本海で発達したり、または、日本近海で低気圧が発生する事が
多いのでよく風が吹く=波が立つ条件が整っている恵まれた環境
なんですよ!
しかし残念なのは、この偏西風に乗ってせっかく生まれた低気圧も
とっとと移動してしまうところ。
このため、日本の海では良くも悪くも、海では1つのコンディションが
長くは続かないのです。
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