海の表面をじっくり見ていると、木の枝や、ちぎれた海藻などが浮いていたりしますよね。それらが、帯になってゆらゆらと流れていたり、また、海水の色がうっすら茶色ががって濁っているようなところがあれば、そこはカレントである可能性があります。
また、ボディボーダーのラインナップを見ていると、少しづつ右または左に流されているのに気づくことがあります。どのあたりに横へのカレントがあるのかを判断することができますね。
さらに、上級者っぽいボーダーを見かけた時はチャンスです! 彼(彼女)が、どのあたりからゲットしていくかをしっかりチェックしましょう。 ゲットは、うち寄せる波をかいくぐってアウトに出ていかなければなりませんが、キケンなカレントを上手く利用すれば、サイズのある時でも、ドルフィン返しをくらうことなく、比較的ラクにアウトまで出ていくコトが出来ます。 上級者の方やローカルの方は、カレントが大体どのあたりに出来るか把握しているコトが多いので、その後をついていけば、余計な体力を消耗せずにアウトに出れる、というワケです。 ただし、先にも書いたように、カレントのパワーはかなりのものなので、ある程度の経験の無い方は、カレントと思しき場所には近づかないのが鉄則です!
サンドバーやリーフの切れ目のほか、Tバーや堤防など、海につきだした形の建造物がある周囲には、カレントが発生します。 また、テトラポットの周辺は、複雑な流れが出来やすく、毎年、たくさんのボーダーがテトラ周囲の流れにハマって、打ちつけられ、大ケガをしています。
漂流事故は、生死にかかわることがあるだけでなく、まわりの大勢の方に多大な迷惑をかけてしまう事故といえます。 海についたらまずじっくり観察! を、常に心がけて、楽しいボディボードライフをエンジョイしたいものですね。
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