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【パウダー入門】バックサイドターン(2ページ目)

コース脇のパウダーエリアなどである程度のスピードを保ちつつ真っ直ぐ進むことができるようになったら、次はパウダーの中でターンをしてみます。第2回目の今回は、バックサイドターンをご紹介します。

執筆者:日色 裕二

「圧雪コース」と「パウダー」でターンをする時の違いは?!

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パウダーライディングでは、後ろ足でボードを踏みつけ、柔らかなパウダーを踏み飛ばすようにターンをしていきます。ターンの後半では、後ろ足の踏み込みを解くと同時に起こる浮力の反発を上手く利用して膝を抱え込み、次のターンへ!

圧雪されたコースとパウダーの中でのターンの仕方には、大きな「違い」が幾つかあります。まず1つは、ターンをする時の「ボードの踏み方」の違い。圧雪コースでは、しっかりと踏み固められた雪面に対して、ボードの「エッジ」を踏み込んだり、ズラしたりしてターンをします。このことは、これまで練習してきた連続ターンをイメージすればわかりますね。

パウダーライディングは、ボードの「エッジ」ではなく、「面」を使って滑る。
そして、それに対して、フワフワと軽くて雪の状態が安定しないパウダーライディングでは、エッジを使うというよりは、パウダーを滑る時の独特な浮遊感を足下に感じながら、後ろ足で「ボードの全面」を踏みつけ雪を押し飛ばすようにターンをしていきます。

また、ターンを繋いでいく時の「ターンの切りかえ」にも違いがあります。圧雪コースでは、ターンの後半に一旦「立ち上がる」ことでボードのプレッシャーを解き、エッジの切りかえをしますが、パウダーターンでは、ターンの後半に後ろ足の踏み込みを解くと同時に起こる、押さえつけられた浮力が反発する力を上手く利用して、「膝を抱え込む」ことでターンの切りかえしをしていきます。

こうして文章にするとなんだか難しく感じるかもしれませんが、実際に「パウダーの浮遊感」を体感すると、後ろ足でボードを踏みつける感覚や、それに伴う浮力の反発など徐々にわかってくると思います。
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