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【スピン編】ワンメイク道場 F360(2ページ目)

「ワンメイク道場」は、「ワンメイクでもっとカッコよく飛びたい!」という人のためのお役立ちハウトゥー!180をマスターしたら、次はいよいよ360に挑戦します!まずはフロントサイド360を頭で理解しましょう。

執筆者:日色 裕二

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想像力をフル回転!まずはイメージでF360をメイクしよう

実際にやってみよう!

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イメージが完成したら、自分を信じていざアプローチ!
1、イメージが整ったらアプローチ開始
アプローチに入る前にまずはイメトレ(イメージトレーニング)をしましょう。イメージが整って「いける!」と思ったら、あとは迷わず、思い切っていきます。

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リップの中央よりやや右側を狙ってアプローチラインを調節
2、アプローチではライン取りも大切
スピントリックの場合、リップまでのアプローチラインも大切です。ヒール抜きF360の場合は、リップに向かってリップの中央よりやや右側から飛び出すようにアプローチラインを調節しましょう。

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上半身は先行を開始。下半身は若干ヒールエッジに乗りつつオーリーを始める
3、リップに合わせて先行動作を開始
リップに合わせて上半身の先行動作を開始します。また写真を見るとわかりますが、同時に下半身ではオーリーの動作が始まっています。若干ヒールエッジに乗り始めているので、体が少しカカト側に傾いている点にも注目しましょう。

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リップに合わせて一連の動作をタイミングよく行う
上半身の先行動作と下半身でのオーリーの動作をしっかりとリップに合わせて行うことが大切です。リップを抜ける瞬間のこの一連の動作をいかにバランスよくスムースに連動できるかがF360をメイクする最大のポイントです。

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上半身がボードよりも先に回っていて、回転をリードしているのがわかります
4、テイクオフ
リップを抜けた瞬間の上半身の向きをフロントサイド180と比べて見て下さい。180では前を向いているのに対して、360では回転方向へしっかりと回しこんでいます。前ページでも説明したように、目線をしっかり回転方向へ送ることが大切です。リップを抜けた時点で進行方向が見えているようでは、360度ボードを回すことはできません。


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上半身についてボードが上がってきます
5、ボードが自然と回りだす
オーリーがしっかりとできていれば、ボードは先行した上半身の後について、自然と回りながら上がってきます。


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上半身に膝を引き寄せます
6、膝を引きつける
ボードが自然と上がってくるのを感じつつ、意識的に膝を引き寄せます。この膝の引き付けにより、先行した上半身にボードが追いつき、空中姿勢がコンパクトになり回転が安定します。

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スピンが安定し、ゆっくりと回っていくのを感じる瞬間です


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上半身がここまで回っていれば、スムースにボードを回しながら下ろすことができます
7、ピークを過ぎたらランディングの準備
エアーのピークを過ぎたらランディングの準備に入ります。ピークの時点で上体が真後ろを向いているくらい回転していれば、あとはボードをランディングに合わせて下ろしていくことができます。

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両腕を回転方向とは逆に振って、上半身が回り過ぎないように抑えているのがわかります
8、目線を止めてボードをランディングに合わせて下ろしていく
シークエンスを見ていくと、エアーのピークを過ぎたあたりから、上半身がほとんど動いていないことがわかります。理由はこれ以上、上半身が回ってしまうと、逆に回転が余ってしまって、360でピッタリと着地できないからです。実際には、ボードを引き寄せたあたりから目線を回転方向へ送るのを止めて、上半身を後ろ向きに残すことで回転力を抑えています。


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自分の感覚を頼りにボードを下ろしていきます
ボードをランディングに合わせて下ろしていきます。この時は目線は、後ろ足のつま先あたりから雪面を見ている感じなので進行方向は確認できません。自分の感覚だけが頼りです。

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両足でしっかりと着地
9、両足でしっかりと着地
膝を柔らかく使って、しっかりと両足で着地します。この時若干トゥーエッジ気味にランディングすると、回転力を抑えてしっかりと踏ん張れます。

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トゥーエッジ気味に下りると回転力を抑えられる


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ハードなランディングでも気合いで踏ん張ります


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ここではじめて進行方向を確認
10、ボードが安定したらゆっくりと前を向く
しっかりとランディングしてボードが安定したら、ゆっくりと前を向きます。

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Oh~Yeah!
11、フロントサイド360をメイク!
歓喜の雄叫びをあげたい気持ちをグッとこらえて、クールに滑りさりましょう!ナイス、サブロク!



アドバイス

360も180の時と同じように、まずはコース内にあるギャップやコブを利用して練習するところから始めて、小さく、少しずつステップアップしていきましょう。

はじめは先行動作やリップでのエッジコントロールなど、上半身と下半身の動作がうまく噛み合わず、回転が足りなかったり、回り過ぎたり、バランスを崩すことが多いとは思います。ガイド自身がそうだったのでよくわかりますが、回数を重ねれば必ず抜けのタイミングや、ランディングの感覚がわかってきます。焦らずにゆっくりと練習していきましょう。

では次回もお楽しみに。
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初・中級者向けのコースが多く、スノーボードパークも充実しているので、練習にはもってこいのゲレンデです。
【取材協力】
湯沢パークスキー場
http://www.park-resort.com/ski/

新潟県南魚沼郡湯沢町小坂
(Yahoo!地図情報ではココ)
TEL : (025)787-4111

■電車でのアクセス
上越新幹線 越後湯沢駅から送迎バスで10分(東京駅から70分)
■車でのアクセス
関越自動車道 湯沢ICから約3,5?、車で8分(練馬ICから167?)
【編集部おすすめの購入サイト】
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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