スノーボードにワックス塗る効果は?自分でメンテナンスすべき理由
スノーボードのワックスの簡単な塗り方!自分でメンテナンスする頻度
皆さんはスノーボードに「ワックス」をかけたことがありますか? 塗り方がわからないとか、道具がないからという理由で、かけた経験がない人も多いのではないでしょうか? ワックスは、板が雪の上をよく滑るために塗るのはもちろん、もう1つ大切な目的として「メンテナンスのため」があります。
自分の大切にしている愛車は、定期的に洗車してワックスをかけますよね? それと同じような感覚で、板にも「汚れを落としてワックスを塗る」というメンテナンスをしてあげましょう。やればやっただけ、ボードもそれに応えてよく滑ってくれますからね。 そこで今回は、「スノーボードのワックス塗りなんてやったことがないよ」「忙しくてやる時間がないよ」という人のために、手順も簡単で、時間も手間もかからない、5分でできる「お手軽なワックスのかけ方」を紹介します。「よく滑るように塗る」だけではなく、せっかく買ったマイボードを労わるような気持ちで、楽しみながらワックスを塗ってみましょう!
メンテナンス初心者でも簡単! ワックスの塗り方講座
■準備するモノ! スノボショップと自宅で揃える!スノーボードショップに行けば、簡単に手に入るグッズがほとんどです。値段はメーカー、購入方法、商品の大きさなどにより異なりますので、あくまで目安として参考にして下さい。
リムーバー
- 滑走面の汚れ落とし。霧吹きタイプ、スプレータイプが使いやすい。
- 今回使用しているペースト状の生塗り用ワックスがおすすめですが、スプレータイプの簡易ワックスもOKです。
- スノーボード用ブラシには、ナイロンブラシ、ブロンズブラシ、馬毛ブラシの3種類があります。お手軽ワックスがけではブラシ部分の白い、「ナイロンブラシ」を用意します。
- コルクを使って、ワックスをソール全体に擦り込みます。
- 料理をするときに便利なキッチンペーパー。自宅のキッチンになければ、最寄のスーパーでゲットしましょう。
1.リムーバーを板のソール全体に吹きかける 真っ白な雪の上とは言え、何日も滑ればソール(滑走面)は汚れてしまいます。汚れた状態でワックスを塗っても効果は半減してしまうので、まずはリムーバーを使って板のソールをキレイにクリーニングします。リムーバーをソール全体に吹きかけて、表面の汚れを浮き上がらせましょう。
2.キッチンペーパーで板の汚れを拭き取る 汚れが浮き上がるのを少し待ったら、リムーバーが乾く前に拭き取ります。汚れを拭き取る際は、ティッシュやタオルなどの細かいカスが出るものよりも、キッチンペーパーのようにカスが出にくいグッズが便利です。
3.板にワックスを塗る ペーストワックスを付属のスポンジに取り、ソール全体に伸ばします。スプレーワックスの場合は、ソール全体に吹きかけます。
4.コルクでワックスを擦り込む ワックスを塗ったら、コルクでソール全体を素早く擦ります。コルクをかける目的は、ワックスを伸ばすためというよりは、擦ったときの摩擦熱でソールをワックスに擦り込むためです。
本格的なワックスがけをするなら、アイロンを使います。ワックスは熱を加えることでソールに染み込みますので、コルクを使ってソール全体をよく擦りましょう。力強くというよりは、素早く擦るのがコツ。摩擦熱がアップし、ワックスがよく擦り込まれます。
5.板にブラシをかける コルクでワックスを擦り込んだら、最後にナイロンブラシでソール全体を擦ります。この作業をすることで、目には見えないソールにある溝(ストラクチャー)から、不要なワックスを取り除くことができ、板がより滑りやすくなります。
6.お手軽ワックス完了!
ブラシをかけたらお手軽ワックス終了です。5分くらいの作業ですので、さっそくチャレンジしてみましょう!
スノーボードのワックスの塗り方アドバイス!メンテナンス頻度は?
お店で販売員をしていると、簡易ワックスについてお客さんから、「ワックスはいつやるのがいいのですか?」という質問を多く受けます。今回紹介したような簡易ワックスを使ったワックスがけは、正直なところワックス効果の持続力はあまりありません。ということでボードのワックスがけの頻度は、滑る前、できるなら昼休憩にも塗るなど「コマメに塗る」のが理想です。リムーバーは毎回する必要はないので、2~3日滑ったら頃合いを見てクリーニングしましょう。
またメンテナンスという意味では、ワックスは常に塗ってある方がソールの保護ができるので、滑り終わった後にも塗っておくといいですね。滑りっぱなしで放置し、ソールが白くカサカサになってしまったことはありませんか? こうなると板は滑らないだけでなく、痛んで寿命が縮んでしまいます。
スノーボードをより楽しむためにも、まずはお手軽ワックスから挑戦して、ボードのメンテナンスを覚えましょう! スノーボーダーにとって、ボードは友達! 大切にしましょう!
【関連記事】