選び方のポイント
スノーボードウェアの機能性に驚いた人も多いのではないでしょうか？メーカー、モデル、デザイン、値段によって様々なタイプのウェアがありますので、次は自分に合ったウェア選びのポイントを見てましょう。- 種類
ウェアのタイプには大きく分けて、ダウンタイプ、レイヤリングタイプ、中綿タイプの3つのタイプがあります。まずはそれぞれの特徴を見てみましょう。
 |
| 保温力抜群のダウンは寒がりな人にオススメ！ |
- ダウンタイプ（保温性抜群）
- レイヤリングタイプ（保温力を調節できる）
- 中綿タイプ（中間のタイプ）
モコモコとしたダウンジャケットは、「保温性」抜群です。最近は保温力だけでなく、防水もしっかりと施されている商品も増え、使い心地も良くなっています。
雪国の寒さに慣れていない人や、寒がりな人、北海道など特に寒いエリアで滑ることの多い人にはオススメです。ただ寒い日は良いのですが、春先など気温の高い日は当然少し暑いです。調節ができないことを頭に入れておきましょう。
 |
| 温かさを調節できるので、はじめの一着に最適！ |
「レイヤリング」とは「重ね着」のことで、現在最も多いのが、この「レイヤリング」タイプになります。このタイプは、ウェア自体はそれほどに保温力を備えないので、一見薄くて寒そうに見えますが、その分、防水性（水を弾く）、透湿性（汗を逃がす）が重視してあります。
保温力（温かさ）をウェアの中に着る服（フリースやセーターなど）と、枚数で調節できるので、滑る時期や当日の天候に左右されず、1年中使えるのが便利なところです。はじめの一着にはオススメ。
 |
| 適度なモコモコ感と温かさが着心地抜群！ |
ダウンタイプとレイヤリングタイプの中間です。中綿ですのでダウンほどの保温力はなく、モコモコ具合も少し落ちつきます。また価格も安くなります。レイヤリングタイプよりは保温力はあるので、重ねて着る枚数が減ります。
中綿タイプは、悪く言えば中途半端なのですが、ほど良いモコモコ感と温かさは、どの山に行くにしても安心感があり、着心地も良いです。
こうして見ると、雪山での「寒さ」から身を守るためのウェアの役割がハッキリとわかりますね。「寒さ」は、滑る場所、時期、個人の感覚により違ってきます。スノーボードに行ったことがある人は、雪山の「寒さ」をイメージできますよね。はじめての人は、友達や店員さんに聞いて、想像力をフルに使ってイメージを膨らませてみましょう。
そして、自分がどこのエリアに滑りに行くことが多いのか、真冬だけじゃなくて春先も楽しみたいのか、寒がりなのか寒さには強いのかなど、まずは自分のスノーボードプランをイメージしてみましょう。すると自然に自分に合ったタイプがわかるはずです。
 |
| ゴアテックス製品にはこのタグがついてます |
- 防水性・透湿性
すごく温かいダウンを着たり、うまくレイヤリングをしたとしても、防水性がなくビショ濡れになってしまうようでは、保温力も低下してしまい意味がありません。よって、ウェアの「防水性」も大切なポイント。
防水性は生地により違い、見た目では判断できないので、「耐水圧」という数値で表されています。ショップに行くとウェアには各メーカーそれぞれのタグが付いていますので、そこに書かれている耐水圧を確認しましょう。数値が高いほど、防水性が高いと言えます。「ゴアテックス」素材など防水性に優れた生地を使ったウェアもたくさんありますので、意識して見てみましょう。わからないことは店員さんに。
あと、寒いとはいっても、運動をすれば汗をかきます。その汗によって、ウェア内が蒸れないように、また汗で体が冷えないように、汗を逃がす「透湿性」も重要です。スノーボードウェアは、「寒さ」から身を守るために保温力はもちろん、防水性、透湿性も考えて作られていることを知っておきましょう。
 |
| どんな機能が付いているのか必ずチェック！ |
- 機能
好みのウェアを見つけたら、機能をチェックしましょう。
上記で挙げた保温性、防水性はもちろん、各部名称で紹介した機能のうち、どれが付いているのかを確認します。ゲレンデで快適にスノーボードをするための目安として、最低限あったら良い機能を挙げると、「防水性」「フード」「ベンチレーション」「パウダースカート」「ポケット」になります。
何度も書きますが、デザインと機能のバランスが大切です。デザイン重視で選ぶにしても最低限の機能は備えているモノを選びましょう！
