卓球/卓球関連情報

松下浩二「10年目の境地(7完)」(3ページ目)

プロ生活10年目を迎えた松下浩二。その境地を聞いたインタビュー記事の最終回は「結婚の選手生活への影響」などについて。

執筆者:壁谷 卓

「プロの選手というのは必要としてくれてるからプロでありつづけられるし、必要とされなくなったときはプロとしての価値がないですからね」(松下)


──最後に、今後のことをお聞きしたいんですが、今年はアジア競技大会があって、来年はアジア選手権と世界選手権がありますけど、やはり日の丸をつけてプレーすることが第1の目標になるんでしょうか。

「そうですね。やっぱり日の丸つけて戦うの好きですし、国内でやってるよりも海外に出て試合やってたほうが、まだ楽しく感じますからね。ですから、これからも日本のためにがんばっていきたいし、日本のためになるような選手でありつづけたいですよね。それは簡単なことじゃないと思いますし、どんどん年食っていきますから技術を保っていくのは難しいんですけど、がんばってやっていきたいなっていうふうに思いますけどね。

やっぱり、必要としてくれなくなったときにプロの卓球選手としての松下浩二という価値がなくなってくるんで。プロの選手というのは必要としてくれてるからプロでありつづけられるし、必要とされなくなったときはプロとしての価値がないですからね。僕が、必要としてくれるんじゃないかって思ってても、必要とするか必要としないかは第三者が決めることですから。自己満足ではいけないですよね」

──来年は世界選手権の個人戦がありますけど、今度から団体戦と分離開催ということで体力的にも少しはラクになりそうですし、全日本を見ていて渋谷(浩)さんとダブルスに出ても面白いのかなって気がしたんですが、やはり国際大会は出られないんですか。

「もう、出ないです。彼にもう、そういったモチベーションがないんで」
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