テニス/テニス関連情報

2008全仏オープンテニス 男子優勝候補分析(2ページ目)

テニス界でもっとも激しいといわれるイベント=全仏オープンテニス2008がもうすぐ始まる。さらに面白く見るため、ロジャー・フェデラーを中心に優勝者候補3人を分析していきます。

執筆者:吉川 敦文

クレーコート勝率No.1、優勝最有力候補ラファエル・ナダル

ローランギャロス
レッドクレーの王様ナダルが今年も暴れることはほぼ間違いなさそうだ
男子の最大の優勝候補は、なんといってもラファエル・ナダル。

2005年4月9日以降、クレーコートで負けたのは、昨年のフレンチオープン前のハンブルグ(対ロジャー・フェデラー)、そしてつい先日行われた5月のローマ(対ファン・カルロス・フェレーロ)の2試合のみ。しかも、ローマの試合は、足の親指の付け根の水ぶくれのため、トレーナーを試合中に呼ぶなど思うようにプレーができなかったからのようだ。

フェレーロに負けた次のトーナメント(ハンブルグ)では、決勝でフェデラーを倒して見事優勝している。また、クレーでの勝率97%を超える(2005年4月9日以降)。挑戦者たちの好調と自信の体調不良などが重なった時以外、ナダルに付け入る隙はほとんどないといっていい。

波に乗るノバク・ジョコビッチに死角なし

フレンチオープン2008予選の始まった3月21日時点での今期のチャンピンズランキングNo.1、エントリーランキングNo.3のノバク・ジョコビッチ。年始のオーストラリアンオープンの優勝を含め、今年は3回優勝している。そのうちの1つはクレーコート(ローマ)。しかもこのクレーコートはツアーの中でもグレードの高い大会。ある意味で今年もっとも乗っている選手であるジョコビッチ。当然優勝に絡んでくる可能性大である。

■2つのランキングシステムの違い
最新の更新日1年間で集計したランキングをエントリーランキングという。一般に「ランキング」というとエントリーランキングを指す。年の始まりから集計したものをチャンピオンズレースランキングという。

全仏オープン、近年チャンピオンの系譜

全仏オープン最近のチャンピオン
2007ラファエル・ナダル(スペイン)ジュスティーヌ・エナン(ベルギー)
2006ラファエル・ナダル(スペイン)ジュスティーヌ・エナン(ベルギー)
2005ラファエル・ナダル(スペイン)ジュスティーヌ・エナン(ベルギー)
2004ガストン・ガウディオ(アルゼンチン)アナスタシア・ミスキナ(ロシア)
2003フアン カルロス・フェレロ(スペイン)ジュスティーヌ・エナン(ベルギー)




<関連リンク>
ローランギャロス公式ページ
WOWOWテニス
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場でテニス関連の商品を見るAmazon でテニス関連の商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます