テニス/テニス関連情報

テニス怪我予防術 テニス肘・腰痛

「テニス初心者のための怪我予防術」の第2回目。今回は、テニスにおける障害のケアと予防として、テニス肘と腰痛について。「怪我予防の5か条」は、お見逃しなく!

執筆者:吉川 敦文

「テニス初心者のための怪我予防術」の第2回目です。第1回目ではウォーミングアップについて取り扱いましたが、今回はテニスにおける障害とその予防について。痛い部位に対してピンポイントで取り上げていきます。怪我に関しては、一人ひとり症状・診断が異なります。診断は医者が行うので、ここでは予防のための基礎知識を学んでください。

怪我予防の5か条

足首の強化
目をつぶって片足を上げる。バランスを保つこんな簡単エクササイズでも怪我の予防になる
怪我の主な原因を知っておけば、正しい予防ができます。怪我予防のために、下記の5か条を意識してみてください。

1、必要な筋力をつけること
2、ウォーミングアップをすること
3、痛みが出そうだと感じたら、すぐにやめること
4、プレー後、クールダウンをすること
5、自分の体をよく知り、変化を感じ取ること
どれも基本的なことですが、する・しないでは大きな差がつきます。痛みが出てもプレーを継続していませんか? 激しくプレーしたあと、何もせずそのままにしていませんか? 体を丁寧に扱ってあげれば、故障はおそろしいほど激減します。プレー以前に、自分の体をよく知り、できること・できないことを明確にすることが、怪我予防の近道なんです。

テニス肘ってなんだ?

手の甲側の筋肉
手の甲を上にし手首を上下させる。この動きでバックハンド側の筋肉を鍛えることができる
小指側の肘が痛くなるのがフォアハンドテニス肘。フォアハンドストロークやボレーのように手の平側(握る側ですね)に力が入るような動作で痛みが発生します。

親指側の肘が痛くなるのがバックハンドテニス肘。バックハンドストロークやボレーのように手の甲側に力が入るような動作で痛みが発生します。

特にバックハンドテニス肘は、初心者からテニスを卒業したあたりのプレーヤーに多くみられます。その理由は、手の甲側の筋肉を動かす動作は普段の生活にないため筋肉の発達が弱く、弱い筋肉のため酷使すると痛みが発生すると考えられています。

>>次のページは、「テニス肘を予防しよう」>>
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