真夏のオーストラリアから、真冬のTOKYOへ。
女子は舞台を東レ・パンパシフィックオープンへと移した。今年は第1シードのM・シャラポワを筆頭にE・ディメンティエワ、D・ハンチェコワ、N・バイディソバ、A・ミスキナ、M・キリレンコなどのトップ選手に続き、現役復帰を果たしたM・ヒンギスがワイルドカード(主催者推薦枠)で出場し話題を呼んだ。
シャラポワの連覇がかかった今大会、最終日まで勝ち残ったのは、ヒンギスとディメンティエワ。そして、勝負の女神が微笑んだのは第2シードのディメンティエワにだった。自身初となるティア1以上の大会での優勝で幕を閉じた。
今大会、何といっても注目はヒンギス VS シャラポワ
今大会、最も注目を浴びたのはなんといっても準決勝の一戦であろう。対戦カードはシャラポワ対ヒンギス。世界中が注目したこの一戦が話題をさらっていったと言っても過言ではなかろう。この2人が対戦したのは4回戦。ベスト4入りをかけた戦いであった。1回戦がBYEであったため2回戦から登場したシャラポワは連覇に向け危なげなく2回戦、3回戦と勝ち上がった。
一方、ヒンギスは初戦こそ、6-0、6-0と一方的な展開で3年ぶりに東レで勝ち星をあげたが、続く2回戦ではフルセットに及び、なんとかその接戦を制した。続く3回戦ではランキング上昇中のM・キリレンコを6-2、6-1で一蹴。
そして、ヒンギス自身が復帰にあたり、一番対戦したいと公言していたシャラポワとの対戦が実現した。