ドーピングに対する厳しい処置
ドーピング疑惑が持ち上がったプエルタ選手。8年間の出場停止という厳しい処分に 画像提供:tennis365.net |
ITFが下した判決は「8年間のトーナメント出場禁止」。プエルタの場合、2003年に禁止されている筋肉増強剤を使用し9ヶ月間の試合出場停止処分を受けており、今回の陽性反応で2度目のドーピング使用が確実となったため、今までに類のない厳しい処分となった。
更に全仏オープン以降獲得した賞金、タイトル、ポイントの全てを没収するという内容になっている。
ちなみにプエルタは全仏以降に稼いだ賞金は約330,000ドル(日本円で約3,800万円)に至る。
現在、27歳のプエルタの出場停止処分期間が終わるのは2013年。そのときの年齢は34歳。現在のテニストーナメントで、特にパワーとスピードへの追求が著しい男子ツアーにおいては30代で活躍する選手は非常に少ない。したがって、今回の処分は事実上の「引退勧告」に近い。